ユニコーン企業とは何か？【将来の大企業のヒントを得る】

こんにちは。
元野村證券女性営業マンのフリーファイナンシャルアドバイザーNatsumiです。

今日は「資産運用の基礎知識」の話をしていきたいと思います。

みなさんは、

という言葉をご存知ですか？

「起業してから10年以内と年数が浅いにも関わらず多額の評価額を得ている企業」のことをいいますが、
全ての未上場テクノロジー企業が憧れるワードなのではないかと思います。

ユニコーン企業はその評価もあり、世界中の投資家から注目されています。

会社の方針にもよりますが、いずれ上場してさらに大きくなっている企業も多いです。

フェイスブックやツイッターなどの今はアメリカを代表する大企業も昔はユニコーン企業でした。

よって、今ユニコーン企業となっている会社について知っておくことは
今後の株式投資においてとても重要なヒントとなります。

ということで今日は

について話をしていきます。

な人はぜひ読んでくださいね。

ユニコーン企業の定義

「ユニコーン企業」という言葉についてまずは理解していきましょう。

上記したとおり、

のことをいいます。

素晴らしい技術や今後社会を変えるかもしれない技術を持っている会社が多いです。

ユニコーン企業と呼ばれるためには4つの条件を全て満たす必要があります。

それが、

の4つです。

10億ドルは今のレート（約106円）で計算すると、1,060億円ほどです。

世界のユニコーン企業は391社

世界のユニコーン企業はCB INSIGHTSというサイトで公開されています。

▶︎　CB Insight

このサイトによれば、現在ユニコーン企業と呼ばれる会社は「391社」あります。

その総企業価値は「12,150億ドル」となっています。

1ドル106円で換算すれば、「約128兆円」です。

日本株式ジャスダックスタンダートは「674社」上場していて、「約8兆6000円」の市場なので
ユニコーン企業がいかに評価されているかが分かるかと思います。

国別では

となっています。

日本のユニコーン企業3社は

です。

プリファードネットワークスは、機械学習・深層学習（ディープラーニング）などの最先端技術を実用化し、製造業、交通システム、バイオヘルスケア、ロボティクスなどの分野でイノベーションの実現を目指している会社です。

スマートニュースは使っている人も多いかもしれませんが、スマートフォン用のニュースアプリを提供する会社です。

リキッドグループはBitcoin（ビットコイン/BTC）やQASHトークン（キャッシュ/QASH）など仮想通貨の取引できる取引所です。

アメリカや中国には約100社前後のユニコーン企業があるのに対し、
日本には3社しかユニコーン企業が存在しないのは、
世界のテクノロジー業界における日本の立ち位置をそのまま表しているともいえるでしょう。

ユニコーン企業トップ10社はこちら

さて、ユニコーン企業のランキングトップ10社は以下の通りです。

	企業名	企業価値（兆ドル）	企業価値（兆円）	国	業種
1	Toutiao (Bytedance)／トウティアオ（バイトダンス）	75	79.50	中国	AI
2	Didi Chuxing／ディディ	56	59.36	中国	交通手段
3	JUUL Labs／ジュールラボ	50	53	アメリカ	電子タバコ
4	SpaceX／スペースエックス	33.3	35	アメリカ	宇宙輸送
5	Stripe／ストライプ	35.25	37	アメリカ	フィンテック
6	Airbnb／エアビーエヌビー	35	37	アメリカ	フィンテック
7	Kuaishou／快手	18	19	中国	モバイル
8	Epic Games／エピックゲームズ	15	16	アメリカ	ゲーム
9	DJI Innovations	15	16	中国	ハードウエア
10	Grab／グラブ	14.3	15	シンガポール	交通輸送

日本の時価総額トップのトヨタ自動車の今日の時価総額は「約22兆」ですので

世界のユニコーン企業がいかに素晴らしい技術と素晴らしい価値を持っているか分かることでしょう。

まとめ：未来に投資するかもしれない会社を探そう

ということで、
今日は「ユニコーン企業」について説明してきました。

トップ10にあなたが既に知っている会社はありましたか？

明日からはこの「ユニコーン企業トップ10社」の企業分析をしていきたいと思います。

それでは今日はこれで＾＾