投資の基礎知識

投資信託取引で使われる用語の解説をします【基準価額・口数指定・金額指定】

こんにちは。
元野村證券女性営業マンのフリーファイナンシャルアドバイザーNatsumiです。
 
今日は、「資産運用」の話です。
 
ツナモンスター

投資信託を買付してみようと思ったけど、「基準価額」とか「口数指定」とかよくわからない単語がいっぱい。

結局どうやって指定して買付したらいいのかわからなかったよ・・・

投資信託を取引する時に使われている用語について詳しく解説して!

証券口座を開設して、「いざ投資信託を買ってみよう!」と思ったものの、

普段触れない専門用語に頭が???になってしまった人も多いのではないでしょうか。

投資信託の取引においては、たくさんの専門用語が使われており、投資信託を初めて取引する人にとっては多くの疑問点が生まれるかもしれません。

ということで、今日は、

投資信託の取引でよく使われる用語の説明を解説

していきたいと思います。

投資信託の取引で使われている用語をどんどん説明します

ということで、まずは使われている用語をどんどん説明していきます。

今日は例に、SBI証券の投資信託ランキングで1位の、「SBI-SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」の商品紹介ページを使用していきます。

 

基準価額

投資信託を売買する時、まず見るのが「基準価額」です。

株式でいう「株価」と考えてもらえれば良いですが、詳しく説明すると以下の通りになります。

基準価額とは、投資信託の値段のことで、多くは1口または1万口当たりの値段のことです。

その投資信託が保有する株式や債券などの時価評価の総額に利息や配当金などの収入を加え、そこから運用コストを差し引いた金額を総口数で割って算出しています。

多くの投資信託では、基準価額は当初1万口1万円で設定され、その後の運用結果により変動します。

基準価額 (きじゅんかがく):初めてでもわかりやすい用語集 SMBC日興証券

自分が欲しい投資信託は今「(1万口あたり)いくらで買付できるのか」を調べる場合は基準価額を見ることになります。

純資産

純資産は、「投資信託の規模」を表しています。

組入れている株式や債券等の価格に配当等を加え、コストを差し引いて算出されます。

金融リテラシーの発展のおかげで、様々な投資信託が世の中に溢れることになりました。

よって投資信託の量は膨大な量となっています。

このような状況の中で、自分にあった投資信託を選ぶために1つヒントとなるのが、「投資信託の純資産額」です。

それが何を表しているかというと、

「人々に買われているのか?/運用成績が良いのか?」を見る指標となります。

上記の通り、純資産額は投資信託の規模を表していますので、

純資産額の大きい投資信託は規模が大きい投資信託ということができますし、小さい投資信託は規模が小さい投資信託ということになります。

規模が大きくなる要因としては、

「資産流入により大きくなる」または「そもそもの資産が値上がりしている」

の2つを挙げることができるので、

「人々から求められて資産流入している」または「運用担当者の腕が良い」か

を見極めることができます。

もちろんこれは1つの指標にしか過ぎなく、

純資産が大きければ大きいほど良い投資信託とは断定しませんが、あまりにも純資産額が小さい投資信託は投資初心者さんにはおすすめしません。

 

金額買付・口数買付

投資信託の取引の方法には大きく分けて2つの方法があります。

それが、

  1. 金額買付・・・買付、解約の際、「金額」を指定
  2. 口数買付・・・買付、解約の際、「口数」を指定

の2つの方法です。

例えば、株式などは1株あたりの値段が決まっており、100株単位での取引が基本なため、
1株1,234円の株式を100株123,456円+買付手数料、で買付することしかできません。

この考え方は口数買付の考えと似ています。

1万口あたり12,345円の投資信託を100万口買付すれば、1,234,500円+買付手数料を払えばOKです。

しかし、もし100万円分欲しいんだ、という場合は、投資信託の場合は「金額指定」という取引をすればこの買付方法で買付することができます。

どちらの買付方法も一般的に使われている方法です。

違いとしては、分配金の受け取り方に違いがあり、

  1. 金額買付・・・「証券口座でのお受取」または「再投資」を選択可能
  2. 口数買付・・・「証券口座でのお受取」のみ

となりますので、どのように分配金を処理したいかで決めるのも良いかもしれません。

投資信託の分配金は再投資(分配金を受け取らずに再度投資にまわす)して、複利運用することも可能です。

そのため、「再投資」をしたい場合は「金額買付」のみしか選択できません。

このような要素を考えて、買付方法の選択をされると良いと思います。

 

基準価額推移・基準価額当落率・分配金推移・分配金情報

基準価額推移では、基準価額が1ヶ月でどれくらい上下したのかを確認することができます。

分配金推移では、「決算ごとに分配金が1万口あたりいくら出たのか」を確認することができます。

今回の例の場合では、分配金は表示がないので分配金の出ない投資信託であることが確認できます。

 

トータルリターン

投資信託を選ぶ時の1つの指標として注目しておきたいのが、「トータルリターン」です。

一定期間内に投資商品への投資から得られる総合収益を指します。

これにはキャピタルゲイン(譲渡益)だけでなく、再投資された分配金(インカムゲイン)などが含まれます。

こうした利益の合計額を投資コスト(購入価格)で割ってパーセンテージで表すことが多く、総収益率ともいいます。

トータルリターン:初めてでもわかりやすい用語集 SMBC日興証券

例えば、あなたが「1万口1万円の買付手数料無料の投資信託を100万口=100万円分、2019年1月1日に買付した」とします。

この投資信託の分配金は「年に4回、100万口に対して1万円が出る」とします。

そして、2020年1月1日になった時、「評価額が98万円」となっている場合、

「トータルリターンで損が2万円」

と考えがちですが、

実はこの考えは間違っていて、

1年保有している間に「4回、合計4万円の分配金(今回は税金は考慮せず)」を受け取っているので、

この場合のトータルリターンは、

「評価額98万円+分配金4万円=102万円」

となるため、

「1年で2万円のプラスのトータルリターン」

となります。

例のファンドだと分配金がでないので、評価額がそのままトータルリターンとみなすことができますが、

分配金が出るような投資信託を保有する場合は、以上のような考え方をしますので注意しましょう。

 

運用方針・ベンチマーク

投資信託の商品性や特性を確認したい場合は、「運用方針」や「ベンチマーク」を確認すると良いでしょう。

運用方針では、「投資する国や資産など、どのような方針に基づき運用されているか」の説明、

ベンチマークでは、「運用の目安としている指数」

を確認できます。

どちらも、積極的に利回りを追求しにいくのか、市場平均と同等の利回りを追求するのか、など運用担当者の意図を読み解くことができます。

ここを確認し、自分の意向と合った商品を見つけると良いでしょう。

 

買付手数料・信託報酬・信託財産留保額・解約手数料

「買付手数料・信託報酬・信託財産留保額・解約手数料」は、投資信託の取引においては一番チェックすべき項目です。

それぞれの意味は、

  • 買付手数料・・・買付時に販売会社に支払う手数料。
  • 信託報酬・・・投資信託を保有している期間にかかる管理費用。運用資産から自動的に差し引かれる。
  • 信託財産留保額・・・解約時に基準価額から差し引かれる、または購入時に基準価額に加算されるもの。運用の安定性を保つために信託財産に留保される。
  • 解約手数料・・・解約時に販売会社に支払う手数料

となっています。

つまり、今回の場合は

「投資信託を保有している期間にかかる管理費用のみかかり、他の手数料はかからない」

ということになります。

投資信託の取引における手数料は低いものから高いものまで様々な商品があります。

コストがどれくらいかかるのか、そのコストに見合う成績を出しているのか実績のトータルリターンをチェックすることも必要となってきますので、

この欄はしっかり見るようにしましょう。

 

約定日(やくじょうび)・受渡日

この「約定日」という言葉。

金融に関わる人は当たり前に読める用語ですが、知らない人は「やくていび」とよく読んでいるのを聞きます。

「やくじょうび」

と読みますので、ぜひここで覚えてしまいましょう。

さて、この「約定日」とは、売買のご注文が取引成立する日のことです。

投資信託は、「約定日の基準価額」でご注文が成立します。

そして、次の「受渡日」とは、売買の決済をする日で、資金の受渡日にあたります。

売買成立した約定日から何営業日後に資金の受渡しをするかを表しています。

投資信託は注文してすぐに購入できるわけではなく、申込、約定、受渡という3つの流れを経て取引が成立します。

そのために、それぞれ「約定日」「受渡日」と表示があるのです。

 

決算日・決算頻度

決算日とは、「委託会社がファンドの資産・負債を計算する日」のことです。

決算頻度とは、「決算を行う頻度」を表します。

毎月、年1回など、ファンドによって異なります。

今回の例では、9月の年1回決算と読み解くことができますが、

仮に、「20日に毎月決算」と書かれている場合は、毎月分配型の投資信託で20日の後に分配金を受け取ることができると理解することができます。

自分が分配金のある投資信託が欲しい場合は分配頻度が多い投資信託を選ぶべきですし、
そうではなく再投資や複利運用を重視したい場合は分配頻度が低い投資信託を選ぶと良いでしょう。

 

休場日

休場日とは、「委託会社が売買のご注文を受付しない日」のことです。

ここに記載がある日は注文の発注ができません。

例えば、クリスマスなどはアメリカ市場が休場となるため、アメリカ株に関連する投資信託は軒並み休場日となります。

他にもその国々の休日によって、商品の休場日は決まっていますので、注文ができるかどうかはこの欄をチェックしましょう。

まとめ

ということで、

今日は、「投資信託の取引で使われる用語の説明」をしてきました。

この辺りを理解できれば、投資信託の取引については問題なく行えると思います。

ぜひ、読んで取引をしてみてください。

それでは今日はこれで。

★証券会社選びはどこが良いのか?
初心者の方は対面証券ではなくネット証券を選ぶと良いと思います。
ネット証券業界1位は SBI証券 です。