投資の基礎知識

債券取引で使われる用語の解説をします【新発債券・既発債券・利回り】

こんにちは。
元野村證券女性営業マンのフリーファイナンシャルアドバイザーNatsumiです。
 
今日は、「資産運用」の話です。
 
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債券が普通預金や定期預金と比べると利率が高いって聞いたんだけど、そもそも「債券」ってなに?
買おうと思ったけど、既発債とか利回りとか分からないよ・・・詳しく解説して!

普通預金や定期預金やより高い利率で満期がある金融商品として人気の高い「債券」投資。

しかし、いざ口座を解説して買付しよう!と思うと、理解できない単語があることってありますよね。

ということで、今日は、

債券の取引で使われる用語の解説

をしていきたいと思います。

用語説明の前に・・・

用語の説明に入る前に債券の商品性と種類についてまとめておきます。

債券の商品性

債券とは、

国や企業などの発行体が、投資家から資金を借り入れるために発行する有価証券

のことです。

「債権者」と「債務者」の関係ができ、債務者は債権者に決まった期限が来たらお金を返す必要があります。

そして、持っている間は定められた「利息」をもらうことができる、という契約です。

詳しくはこちらの記事で解説しています。

【債権について勉強】債券投資は賢い投資方法の1つですこんにちは。 元野村證券女性営業マンのフリーランスwebエンジニアNatsumiです。 今日は「資産運用」の話です。 「投...

債券の種類

次に、債券の種類については分け方はいくつかありますが、今回は具体的な商品の例から理解するために以下のような分類を紹介します。

「通貨」と「新規発行かそうではないか」の分け方です。

また、このような分類の仕方も覚えておきましょう。

「発行体」による分け方と「機能」による分け方です。

SBとは、「シンプルボンド」のことで、「固定」の利金が、決まった期日に受け取れる債券のことで、
EBとは、「エクイティボンド」のことで、参照する株価によって、受け取れる「利金が変化する」債券のことです。

今回は使用する例にEB債の文字があるため、予め説明しましたが、

初心者の方が買付するにはSB債、固定利率の債券が良いと思いますので、情報として載せておくに留めます。

ということで、これまでの情報をまとめると、

債券には大きく分けて3つ考えるべきことがあり、それは、

  1. 「円の債券か」「外国通貨の債券か」
  2. 「新規で発行される債券か」「既に発行されている債券の在庫を買うのか」
  3. 「発行体はどこか」

という情報であり、

これらの情報をもとに、自分の欲しい債券を見つけると良いと思います。

債券の取引で使われている用語をどんどん説明します

それでは、どんどん用語の説明をしていきます。

今日は、例に2/21のSBI証券の債券ラインナップを使用していきます。

新発債券

新発債券とは、

新規に発行される債券

のことです。

発行される時期や金額などは、新聞や公告などで発表され、一定の募集期間内に証券会社などで購入できます。

単価(債券の値段)は全て100で発行されます。

上記の例では、「ソシエテジェネラル EB債(日立製作所)」とありますので、

「ソシエテジェネラルという発行体」が出す、「EB債(エクイティ債券)」で、「参照株価は日立製作所」の債券が新規発行される

ということが読み取れます。

既発債券

既発債券とは、

既に発行されて市場に出回っている債券

のことをいいます。

残存年数とは、「満期までの期間」のことを言います。

株式にも市場があるように、債券にも市場があり、日々取引がされています。

既発債の価格は、日々変動しており、

その価格は「発行体の格付けや満期までの年数(残存年数)、利率、当該債券の需要と供給」など諸条件により、変化しています。

注目すべきは、既発債券の場合は、上記の理由により、債権の価格である「単価」が変わることです。

そのため、SBIの例でも、新発債券の部分は「利率」となっているところが、「利回り」となっています。

利率とは、

額面金額に対する毎年受取る利息の割合

のことを言い、

利回りとは、

投資金額に対する利息も含めた年間収益の割合

のことを言います。

新発の債券は大半が「100万額面」で発行され、「単価が100」で発行されるため、支払う金額は「100万円」となるため、「利率=利回り」となりますが、

既発の再建を買付する場合、単価は「95」であったり、「102」であったりします。

その場合は、支払う金額が「95万円」となったり、「102万円」となったりするために、

保有している間に受け取る利率は新発債券も既発債券も変わらないものの、「投資金額」が変わるために、既発債券の場合は「利率=利回りとはならない」です。

そのため、債券を買付する場合は、「利回り」を気にする必要があります。

例えば、「100万円に対して5%の利率の債券が単価105、残存5年で買付できる」場合と「100万円に対して2%の利率の債券が単価98、残存1年で買付できる」場合を比べてみると、

利回りはそれぞれ、「3.8%」と「4.0%」となるため、

前者の債券の方が定めれた利息は「5%」と高いものの、残存年数まで保有した場合の最終的な利回りは「2%」の方が高くなります。

既発債券を選ぶ際にはこの辺りが重要になってきますので、覚えておくと良いでしょう。

上記のことを理解すれば、「外国債券」も同じように理解していくことができます。

外国債券で注目すべきは、「どこの通貨の債券を買うか」ということです。

上記の通貨、「アメリカ、ユーロ、オーストラリアドル、ニュージーランドドル」は比較的日本人には好まれている通貨で、為替が安定している通貨です。

また、世界的な通貨の供給量も多いため、需要と供給は多い通貨と言えるでしょう。

新発債の2つめにあるのは「南アフリカランド建て」の債券です。

「ブラジルレアル、南アフリカランド、トルコリラ」などの通貨は「高金利の通貨」として知られており、年5%以上の利率が欲しいという投資家には人気の通貨です。

しかし、金利の高さというのは発行体の信用度にも繋がり、利率が高い=信用力が低い、と見なすこともできます。

これを表すように、これらの通貨は為替の動きは荒いですので、
利率が高いとはいえ、為替差損が出てくる可能性も否めません。

外国債券を選ぶ際には、通貨の為替の動き方や、その国の政治情勢などまで調べて選ぶことをお勧めします。

まとめ

ということで、

今日は「債券取引における用語の説明」を行ってきました。

ぜひ、債券を取引する際には参考にしてみてください。

それでは今日はこれで。