こんにちは。
年間100冊以上の本を読むフリーファイナンシャルアドバイザーのNatsumiです。
動画のストリーミングサービスが自宅で気軽に利用できるようになったり、Youtuberという職業ができたくらい、今の世の中は「動画」による情報収拾が主流になってきていますが、それでも「本屋」はなくならなかったり、経営者は積極的に「本」を読んでいます。
かくいう私も、2018年の私の目標は「年間で100冊の本を読むこと」で、その目標を達成しています。
ということで今日は、
みなさんに紹介したいおすすめの本10選
を前半・後半に分けて紹介していきたいと思います。
サピエンス全史 上下巻
この本はぜひ、みなさん読んでいただきたい本です。
私がこれまで読んできた本で一番おすすめしたい本の1冊です。
内容は、
数ある生物の中からなぜホモ・サピエンスが繁栄したのか。
その要因は何か。
果たして繁栄したことでホモ・サピエンスは幸福になったのか。
ということが書いてあるのですが、下巻に書かれている「産業革命以後のホモ・サピエンスとその幸福」という章がとても面白いのです。
内容を少し抜粋すると、
驚くべき革命が相次いだ。ー(略)ー経済は指数関数的な成長を遂げ、人類は現在、かつてはおとぎ話の中でしかありえなかったほどの豊かさを享受している。ー(略)ー
だが、私たちは以前より幸せになっただろうか?過去五世紀の間に人類が蓄積してきた豊かさに、私たちは新たな満足を見つけたのだろうか?
となっています。
結構心にぐさっと来る文章ですよね?
私は、この本読んでから「産業革命・資本主義によって繁栄したのは人類にとって良かったのか」をものすごく考えました。
そんなこと考える機会ってあまりないですよね。
世の中にはモノが溢れ、SNSの台頭によって宣伝が容易になり、私たちは常に購買の誘惑に晒されていますから。
「資本主義・消費」が当たり前の時代に生まれているので、ある意味考える必要もなかったというか・・・。
先ほどの答えは「人それぞれ」だと思うのですが、この本を読むことで、一度「今の世界構造・経済構造」について考えるきっかけになってもらえたらいいなと思います。
金持ち父さん貧乏父さん
言うまでもないベストセラーです。
わたしのオススメする「お金持ちマインド」を身につけるにはもってこいの本です。
内容としては、
著者であるロバートキヨサキが、お金に関する考え方の違う二人の父親を通して、「お金の在り方、お金との付き合い方、お金に関する知識」など学んだことを著した本
です。
日本の学校教育では、金融の知識は教えてくれないです。
そもそも、「お金のことを人と話すのはタブー」という認識が日本人は刷り込まれている気がします。
内容を抜粋すると、
- 金持ちは資産を手に入れる。中流以下の人たちは負債を手に入れ資産だと思い込む。
- 「それを買うお金がない」ではなく「どうやったらそれを買えるようになるか」を考える。
- 多くの人がお金に困った状態から抜け出せず、安全策しかとらないでいる大きな理由は、疑いの気持ちと臆病風のせい。
- 臆病な人間は批判し、勝利を収める人間は分析をする。
です。
ちなみに、「中流以下の人たちは負債を手に入れ資産だと思い込む。」の典型的な例が、「家」です。
日本だと将来はマイホームを作るのが夢!というのがありますよね。
その夢を持つことは悪いことではないと思いますが、家に対する認識が違っているのです。
家は「建てるだけではお金が出ていくだけのもの」=「負債」なんです。
実際、住宅ローンを組んでいれば毎月お金が出ていきますし、毎年固定資産税はかかりますからね。
しかし、ほとんどの人が「家は資産」だと思っています。
そんな方はこの本を読んで、「資産」と「負債」の違いから理解しましょう!
思考は現実化する
著者であるナポレオン・ヒルは成功哲学の祖と言われています。
つまり、「成功したい人にはぴったり」な本であり、生きていく上での哲学も書いてあるので一度は読んでみるのがオススメです。
最初からかなり強気の内容が書いてあるので、そういう話が好きな人はハマると思います。
内容としては、
ナポレオン・ヒルが提唱した、目標達成のための思考や手段を法則化し、
「思いを毎日強く描くことで自分の潜在意識に働きかけ、願っていることを実現させる」
ことを説いた本です。
内容を抜粋すると、
- 思考というものは、その思考内容そのものを現実化しようとする衝動を秘めている実体であり、強力なエネルギーを持っている。ー(略)ーこうして人間は自分が考えているような人間になる。
- 成功の黄金律=「自分がしてほしいと思うことは、何よりもまず他人にそうしてあげること」
- 他人に惑わされて結論を出すとしたら何をやるにしても成功することはない。ー(略)ー他人の無責任な意見に振り回されるということはあなたにはまだ真剣な願望が確定していないことを意味する。
「強く願えば叶う。」のではなく、「強く願って叶うように方向付ける。」と言った感じでしょうか。
願望がある方、読んでみてはいかがでしょうか。
人を動かす
この本は営業をやっている時に出会った本です。
営業は「人と人の対話」ですので、「その時」の「相手やこちらの気分」など様々な条件が合間って行われるので、毎日うまくいくものではないです。
人を動かすとは、
自己啓発書の元祖と言われるデール・カーネギーが
人が生きていく上で身につけるべき「人間関係の原則」を著したもの
です。
人間関係のことはこの本を読めばいいと思ってます。
それくらい重要なことしか詰まっていない本です。
要点を抜粋すると、
- 人を動かすには、まず自分が変わらなくてならない。
- 批判も非難もしない。苦情も言わない 。
- 相手の関心を引こうとするよりも、相手に純粋な関心を寄せるほうが、はるかに多くの知己が得られる。
となります。
「思考は現実化する」にも書いてありましたが、結局人間関係において「人にやってほしいことがあったら、まず自分がやりましょう。そして相手を気遣いましょう。そして相手に動いてもらいましょう。」ってことですよね。
結構この観点は忘れがちで、「誰かが何かをやってくれるのは当たり前のこと。」と思っている人が多いと思います。
例えば、「誰かが自分のために時間を取ってくれること」は本来当たり前のことではないんですよね。
あくまでも、「時間をいただいている」んですよ。
いくら親しい友人であっても。
そういうところに少しの気配りと感謝が配慮できるようになったら、人間関係はもっと円滑になるのではないかと思ってます。
そんなことを学ばせてくれる本です。
ユダヤ五〇〇〇年の知恵 聖典タルムード発想の秘密
これは、去年「血」について考えることがありまして。
「地球上最強の血ってどこなんだろうか?」と考えていたときに、私の答えでは、「ユダヤ人」だ、という1つの答えがでました。
そこで、ユダヤ人が経典にしている「タルムード」について興味を持ち、この本に出会いました。
タルムードとは、
紀元前500 年から紀元500年までの千年間にわたる主にモーセの律法を中心に行なった口伝を、2000人以上のラビが編纂したもの。
です。
言ってみれば、ユダヤ人の生き方と知恵の源泉です。
内容を抜粋すると、
- 人生の最上の目的は、平和を愛し、平和を求め、平和をもたらすことだ。
- 人の心を落ち着かせる3つのもの。それは、名曲、静かな風景、すてきな香り。
- 豊かな人とは、自分の持っているもので満足できる人のことである。
- 偉い人が目下のものの言うことを聞き、老人が若い者の言うことに耳を傾ける世界は、祝福されるべきである。
「平和を願い、その担い手になる。」「足ることを知る。」日々意識していないと忘れてしまいそうなことばかりです。
こちらは長い文章ではなく、上記のような短い文章がたくさん列挙されている本なので、とても読みやすいと思います。
まとめ:世の中には名著が溢れている
ということで、今日は「2018年100冊以上の本を読んだ私がオススメする本10選」のうち前半5冊を紹介してきました。
これらの本はこれからも何回も読み直すくらいオススメの本なので、ぜひ本選びに悩んでいる人は手に取って欲しいと思います。
それでは今日はこの辺で^^
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