こんにちは。
元野村證券女性営業マンのファイナンシャルアドバイザーNatsumiです。
今日は「野村證券時代に転職活動をした」時の話をしたいと思います。
日本は、まだまだ「年功序列制度と定年退職制度」が当たり前で、転職せずに1つの会社で会社員人生を終える人が多いと思います。
しかし、先日レビューした橘玲さんの「働き方2.0vs4.0」にもあったように
これからは1つの会社で勤めるよりも、
複数の会社を経験する働き方やギグエコノミーのような働き方の方が
当たり前になってくる
でしょう。

ということは、日本の人にとって
転職は当たり前のこと
となってきますね。
かくいうわたしも、野村證券在籍時3年目の時にエージェントを使って転職活動をしました。
実際はそのとき転職しませんでしたが、転職活動をしたことで「野村證券でもう少し頑張ろう」と思えましたし、
エージェントを使って転職活動をしたことで、
- 野村證券の社員を経験した自分の転職市場価値
- 自分の強み
- 自分の弱み
- これからどうして生きたいのか
- 野村證券に対してどのような感情を抱いているのか
など、再認識したことや考えたことがあったので、エージェントを使った転職活動自体は本当にしてよかったと思っています。
ということで、今日は
- 私の転職活動について(時期やツール、面談内容など)
- 「野村證券社員」の転職市場価値
- 転職をする上で考えておくべきこと
を話していきたいと思います。
- 転職したいと思っている人
- 転職市場に興味がある人
な人はぜひ読んでくださいね。
Contents
転職活動の履歴
転職を行なった時期と期間
私は、2017年の3年目4-6月の3ヶ月の間転職活動をしました。
ちょうど会社に対して疑問を感じていて、「他の会社の方がいいんじゃないか」と思っていた時期でした。
いわゆる
会社に対する嫌悪感から転職活動をしたくなった
ということです。
3年勤めていればそう思うことも1度くらいはあるでしょう。
転職に使ったツールと実際やりとりした人数
わたしが転職活動に使ったのはこちらのツールです。
LInkedinはエージェントサービスというよりも、ビジネスようSNSという立ち位置の方が強いかもしれませんが、企業採用担当者から直接連絡が来るのが便利で使っていました。
エージェントに聞かれたこと
次の仕事先に求める条件や履歴書・職務経歴書などを求められます。
- 今の年収/求める年収/賞与
- 仕事内容
- 前職と同じ業種がいいのか違う業種がいいのか
- 勤務地
- 休み/有給/長期休暇
などは聞かれるので答えられるようにしておいた方が良いでしょう。
また、話を聞いて面談を申し込むということであれば
- 履歴書
- 職務経歴書
の提出を求められます。
形式は特にありませんので、ネットにあるテンプレートなどを使って作成すると良いでしょう。
マイナビジョブの履歴書・職務経歴書テンプレート→https://mynavi-job20s.jp/userguide/resumedownload.html
エージェントがしてくれること
基本的に、相手企業との連絡や面談時間の取り付けなどはエージェントの担当者が全てしてくれます。
- 相手企業との連絡や面談時間の取り付け
- 面談内容の確認
- 面談の練習
- 履歴書・職務経歴書の添削
など、転職活動で必要になる作業や対応は、エージェントの方にお任せできます。
働きながらの転職活動は正直めちゃくちゃ大変です・・・。
日々お客様の対応や事務作業に追われる証券マンですから、その後に面談の調整や面談内容の確認、自己分析などを準備万端に一人でやるのは困難です。
だからこそ、「エージェント」を使っていろんな作業を手伝ってもらったり、お願いできる転職活動をしてよかったなと思います。
具体的な話を聞いた会社数
社名は出しませんが
- 具体的な仕事内容を聞いたところ 4社
- 面接したいとお願いしたところ 3社
- 実際面接しに行ったところ 1社
となります。
全て証券会社でお願いしました。
1社だけ受けにいきましたが結果的には「不採用」でした。
その時は落ち込みましたが、今になれば落ちて良かったと思っています。(負け惜しみとかじゃないですよ笑 理由は後述します。)
実際に受けに行った面談で聞かれたこと
1社だけ面談したので、その面談で聞かれたことを共有しておきます。
- なぜ転職活動をしようと思ったのか
- なぜ証券会社なのか
- 自分にできること
- 自分の強み/弱み
などを聞かれました。
基本的には、新卒の就職活動で聞かれたこと似ていたと思います。
ただ、中途採用ですので、
- 前会社でやってきたこと
- 前職の仕事内容
なども聞かれました。
3年目「野村證券社員」の市場価値
さて、このようにして転職活動をしたわけですが
「野村證券社員」の市場価値
は有るのか無いのか気になりますよね。
結論、野村證券社員の市場価値は
有ります
やはり、
- 大企業
- ノルマがある
会社で頑張ってきたことは評価対象になります。
- 業種を変えなければ年収は500万円からの提示が多かったです
- 業種を変えると年収は下がります
こんな感じでした。
紹介される業種は
- 金融(証券会社/外資保険)
- 就職斡旋会社
が多かったです。
証券会社の仕事は
「お客様」の話を聞いて最適な「資産運用」のご提案をすること
なので、他の金融の仕事ももちろん同じような内容ですし、就職斡旋会社いわゆるリクルーターやエージェントも、
「転職・就職したい人」の話を聞いて最適な「就職先」を提案すること
なので、紹介するものが変わるだけですので、このあたりの転職先の紹介もありました。
転職活動をして分かったこと
ここで、先ほど言った
転職活動はしたが落ちて良かった
と言った理由について説明したいと思います。
それは
野村證券が
・証券会社における地位
・労働環境/福利厚生
・社員
においていかに優れているか分かり、野村證券で頑張ろうという気持ちになった
からです。
転職活動をする前は、上記にも書いた通り会社に嫌悪感を抱いていました。
でも転職活動をすることで
いかに自分が恵まれた環境にいるか
ということを本当に認識しました。
だからこそ、このブログでも、
辞めたい人がいるのであれば今一度自分の置かれている環境について考えた方がいい
と書いていました。
証券会社のリーディングカンパニーとして、全ての面において野村證券は優れています。
トップだからこそ世の中ではありもしない噂やワルグチを言われたりするんだと思います。
転職活動中も面接担当者に野村證券のワルグチを言われることがありました。
でもその時思ったことは
他の会社のワルグチをいうような会社には入りたくない
ということです。
でもそれを言われたことで、今一度自分の勤めている「野村證券」について客観的に見つめ返すことができたので、本当に転職活動して良かったし、面接に落ちて良かったと思っています。
転職活動をする上で考えておくべきこと
最後に、転職活動をする上で絶対に考えることになることについて話したいと思います。
それは
- ジェネラリストになりたいのか/スペシャリストになりたいのか
- 自分の強み
- 自分は何ができるのか
- 自分は何がしたいのか
ということです。
正直、新卒で自分にぴったりのどんぴしゃの会社に入る確率は低いと思います。
日本の会社はサラのまま入ってきてもらって、それを指導していくことで「ジェネラリスト」にしていくキャリア制度を取っているので、新卒でぴったり人材ではなくてもいい、というところはありますが、「本来であれば、早いうちに自分の「天職」となる職業を見つけて、その専門性を磨いて『スペシャリスト』になるべき」です。
転職に何を見出すかにもよりますが、基本的に「スペシャリスト」になるための転職をした方が、年収は上がりますし自分の能力もあがります。
「ジェネラリスト」となるような転職の仕方をすると、年収は下がりますし、軸がブレてしまうのではないかと思います。
どちらを選ぶかは自分次第ですが、それを決めてから転職活動をするのが良いと思います。
そして、そうなるために
「自分の強み」はどのように使えて
「自分には何ができて」
「自分は何をしたいのか」
を考えておくと、面談での質問にすらすらと答えられると思います。
まとめ:転職活動は毎年しよう
ということで、今日は「私が野村證券時代に転職をした時の話と、転職をしたい人が考えるべきこと」を話してきました。
一生同じ会社に勤めるとしても転職活動をするのはおすすめです。
自分の転職市場価値を知っておくと良いと思います。
それでは今日はこれで^^