こんにちは。
元野村證券女性営業マンのフリーファイナンシャルアドバイザーNatsumiです。
今日は、「ライフプランシミュレーション」の話です。
老後2,000万円問題がニュースで流れてから、「ライフプランシミュレーションをやろう!」と思った人は多いかもしれません。
しかし、中には、
という人もいたと思います。
ということで、今日はそんな方のために、
30代・配偶者あり/子持ち
の方のシミュレーション具体例を紹介していきたいと思います。
30代・配偶者あり/子持ちの方のライフプランシミュレーションはこちら
シミュレーションに使用していくデータは以下の通りです。
- 年齢 30代(シミュレーションでは35才に設定しました)
- 年収 500万円
- 貯蓄 400万円
- 退職時期 65才
- 配偶者 あり(35才)・パート(配偶者控除以内)
- 子 2人(5才・3才)私立幼稚園・以降全て公立・大学生から仕送りあり・結婚式援助100万円
- 持ち家/住宅ローン 残り30年 月8万 残高3,000万円
- 車 200万円 7年ごとに買い替え
- 生命保険加入あり 年12万円
- 公的年金にプラスして企業年金 月8万円
以上の通りです。
そして、結果はこちら。



スルガ銀行のライフプランシミュレーションでは、
- ライフイベント表
- 収入と支出の比較
- 年度別収支グラフ
- 貯蓄残高推移グラフ
- キャッシュフロー表
の5つを見ることができます。
①ライフイベント表
お子さん2人が大学卒業するまではイベントの多い、ライフイベント表となりました。
2才違いの兄弟ということで、2年ごとに入学金や教育費が上がるという予測もつきます。
お子さんが大学卒業してからは、車の買い替えや結婚式援助などイベントは少なくなり、65才を過ぎてからは特にイベントは少なくなります。
②収入と支出の比較

この表では、「今の年齢から平均寿命までの間に、どれくらいお金が貯まるか」がわかるようになっています。
今回のシミュレーションでは、収支総額の合計は「2,668万円」となり、資金が人生を通して枯渇することはなさそうです。
収入総額とは…世帯主の現在年齢から平均寿命までの世帯収入累計
支出総額とは…世帯主の現在年齢から平均寿命までの世帯支出累計
となっていますので、
具体的には、「27歳から81歳(男性の平均寿命)までの収支差額」ということになります。
③年度別収支グラフ

この表では、「収入と支出の比較」ができます。
35才の年だと、「収入602万円/支出570万円」なので、「収支差額32万円」ということになりますね。
「収支差額の金額」がそのまま「1年分の貯蓄」として溜まっていくようになっています。
旅行や大きな買い物などはイベントに入れていないので、収支差額の金額からどれくらい急な出費にまわせるか考えてみるのも良いと思います。
また、このシミュレーションでは、数年ごとに「1年の収支差額がマイナス」になっている時があります。

例えば、49才では「収入742万円ー支出902万円=収支差額マイナス160万円」となります。
理由は、「第一子の大学進学・車の買い替えが重なっている」からです。
もちろん、貯蓄がありますので、そこから払う人が多いと思いますので支出の源は大丈夫だと思いますが、
このような状況が先に分かれば、貯蓄をどれくらいのペースでしていくか計画することができます。
④貯蓄残高推移グラフ

年によっては貯蓄が減ってしまう年もあれど、貯蓄がマイナスになることはないようです。
⑤キャッシュフロー表

特にイベントが多くなる、子供の大学卒業までの収支を数字で確認し、
「生活費を見直すのか、貯蓄を増やすのか、ライフイベントを減らすのか」など考えてみるのも良いでしょう。
まとめ
ということで、
今日は「30代・配偶者あり/子持ちの方のライフプランシミュレーションの具体的な例」を説明してきました。
実際にシミュレーションを見てみるだけでも、
将来のお金に関する不安は少しなりとも減らせるのではないかと思います。
ぜひ、ご自身でもシミュレーションをやってみてください。
ということで、今日はこれで。
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