こんにちは。
元野村證券女性営業マンのフリーファイナンシャルアドバイザーNatsumiです。
今日は「資産運用」の話です。
みなさんは、
「日経平均が売買できる」のはご存知ですか?
こんなことを質問すると、
という声が聞こえてきそうです。
ですが、
日経平均は売買できる
のです!
もう少し詳しく言うと
日経平均という指数に連動した商品を売買できる
という意味になります。
ということで、今日は、
指数に連動したETFや投信
を紹介します。
- 個別株が上がるかはわからないけど日経平均やダウ平均などが上がるか上がらないかは予想できるという人
- 細かいことを考えるより大きな指数で取引したい人
はぜひ読んでくださいね。
Contents
日経平均に連動するように作られた商品がある
日経平均に連動するとはどういう意味か
先ほどの内容をより詳しく説明していきますと
日経平均を売買できる=日経平均に連動するようにつくられた商品を売買できる
という意味になるというのはおわかりいただけたと思います。
連動するとありますので
日経平均と同じような動き方をする
ということです。
日経平均指数が1%上がれば、対象の商品も1%値上がりする
ということです。
商品の種類はETFか投資信託
商品の種類としてはETFか投資信託があります。
ETFは日本語に直せば「上場投資信託」なので、広義には両方とも「投資信託」ということになります。
ETFと投資信託の大きな違いは
上場しているか/していないか
になります。
つまりは、
市場での売買 | 手数料 | 取得価額 | |
ETF | 指値・成行で取引可 | 株式の買付手数料 | 約定時の値段 |
投資信託 | 取引不可 | 商品規定の買付手数料 | 約定の後日決まる値段 |
このような違いがあります。
ETFは株式とほぼ同じ取引と思ってもらって大丈夫です。
株式との違いは、
- 100株単位での取引ではなく1口から取引できること
- 持っている間に所定の信託報酬がかかること
です。
株式と同じように売買するETFの売買には必ず使っている証券会社の所定の買付手数料がかかりますし、投資信託の方がノーロードで手数料はかからないです。
しかし、投資信託の場合はいくらで買っていくらで売るということをこちらの意図で固定することができないので、その分株式と同じような売買ができるETFの方が優れています。
一概にどちらが優れているというわけではないので、色々な条件を見てみてご自身に一番いい商品を探すのが良いと思います。
日経平均に連動した商品の例
ETF
現在、日本取引所に上場している日経平均に連動した商品は9商品あります。

6/6時点の終値と出来高は以下の通りです。
銘柄コード | 管理会社 | 終値(円) | 出来高(口) |
1230 | 大和 | 21,560 | 35,940 |
1231 | 野村 | 21,580 | 309,214 |
1330 | 日興 | 21,650 | 16,090 |
1329 | ブラックロック | 21,520 | 2,928 |
1346 | 三菱UFJ | 21,500 | 16,212 |
1578 | 日興 | 1,678 | 791 |
1369 | one | 21,990 | 36 |
1397 | 三井住友DS | 20,520 | 1 |
2525 | 農林中金 | 21,210 | 5 |
(1578はミニなので、他のものよりも値の水準が異なります)
この9つのETFの中であればどれを選んでもらっても、基本的に日経平均と同様に動きます。
よってどの商品がいいか選ぶ場合は
- 信託報酬率
- 取引高
- 管理会社
で選ぶと良いと思います。
投資信託
日経平均に連動する投資信託もあるので、ETFよりも投資信託が良いという人は投資信託を選ぶと良いでしょう。
SBI証券を例に、「日本株式の指数に連動する商品」をピックアップしました。(日経平均と絞ることができなかったので日本株式でしぼりました)
絞り方は以下の通りです。
- ファンド分類→日本株式
- 投資地域→日本
- 特色→インデックス
このように選択していくと「85件」まで絞れました。
所定の設定のまま「販売金額ランキング」で表示すると

のように表示されました。
「1.4.5番目は日経平均連動型、2.3番目がTOPIX連動型」となっていますね。
このようにすれば希望の投資信託をピックアップすることができるのでぜひご自身の証券会社の投資信託の検索ページで同じようにやってみてください。
その他取引の多い指数連動商品
ここまでは「日経平均に連動するETFを紹介してきましたが、実は「日経平均だけでなくても指数に連動する商品」はたくさんあります。
例えば、「TOPIX」に連動するETFは以下の通りありますし、

「JPX日経インデックス400」に連動する商品も以下の通りあります。

その他「不動産指数」「外国株の指数」に連動したETFがたくさん用意されています。
その他の商品は以下のページで確認することができます。
市場別などで絞ることもできるのでぜひみてみてください。
まとめ:指数に連動した商品をうまく利用しよう
個別株を買った方が株主優待がもらえたりして良いこともありますが、その分、企業の業績や株主優待内容をチェックしたりする時間がかかります。
「日経平均が上がる/下がる」の予想であれば比較的初心者の方でも予想しやすいかもしれません。
ぜひこういうETFや投資信託もうまくポートフォリオの中に組み入れてみてください。
それでは今日はこれで^^