投資の基礎知識

【1571ETF】相場が下がる方に投資する!日経平均インバース・インデックスETFを活用しよう

こんにちは。
元野村證券女性営業マンのフリーファイナンシャルアドバイザーNatsumiです。

今日は「資産運用」の話です。

みなさんは、

「相場が下がる方に投資ができる」のはご存知ですか?

資産運用の基本的な考え方は、

「相場が上がれば、資産が増える」

ですが、

実は、複雑な仕組みを使った商品の中には、

「相場が下がると、資産が増える」

商品もあります。

仕組みとしては

信用取引

という仕組みを使っている商品になりますが、

今日はその商品の中から

インバースETF

を紹介したいと思います。

  • 「インバース」の意味を知りたい人
  • インバースETFについて知りたい人

な人はぜひ読んでくださいね。

相場が下がる方に投資するとは

まずは、「相場が下がる方に投資する」という言葉の意味を理解しましょう。

現物の株式は株価が下がった場合に損失が生じますが、
信用取引には、「空売り(信用売り)」と呼ばれる株価が下落した時に利益を生む投資方法があります。

ということで、世の中には相場が下がる方に投資すると利益がでる「信用売り」という仕組みがあります。

「信用取引の売り」という意味ですが、

信用取引とは、現金や株式を担保として証券会社に預けて、証券会社からお金を借りて株式を買ったり、株券を借りてそれを売ったりする取引のことです。
最大預けた担保の評価額の約3.3倍まで株式の取引ができます。
信用取引とは?:楽天証券より

ということで、

相場が下がる方に投資する=信用売りの制度を利用すると株価が下がると利益が出るから投資をする

という意味になります。

株価が下がると利益が出る理由は以下の通り説明できます。


株価が下がることで利益が出る取引とは?:マネックス証券より)

相場が下がる方に投資する商品

信用売りの制度を利用した投資の仕方は大きく分けて3つあります。

  • 信用取引自体をする
  • インバースETFを利用する
  • ベア型ファンドを利用する

知識と経験・自信がある人はぜひ「信用取引」自体をしたらいいと思いますが、投資初心者さんには絶対にオススメしません。

制度自体も難しいですし、信用率や建玉など考えることが多いです。

それなら「インバースETF」や「ベア型ファンド」を使った方が良いです。

今日は、この中からインバース型ETFについて説明していきます。

インバースETFの仕組み

インバースとは「逆」という意味です。

仕組みをわかりやすく説明してくれている図があったので載せます。


ベア(インバース)型ETF:シンプレックス・アセットマネジメントより)

という仕組みになっていますので

「自分はこれから日経平均が下がると思うんだ!」という人は、
日経平均インバースETFを買い付けすることで、
「日経平均が下がれば」下がった分資産が増える、ということになります。

日経平均インバースETF

さて、日経平均インバースETFという言葉が出てきたところで、日本取引所に上場している日経平均インバースETFを紹介します。


銘柄一覧・レバレッジ/インバース型:日本取引所より

銘柄コード管理会社終値(円)出来高(口)
1571野村1,637412,504
1580シンプレックス4,3903,940
1456大和7,100926

この3つのETFの中であればどれを選んでもらっても基本的に日経平均と反対に動きます。

よってどの商品がいいか選ぶ場合は

  • 信託報酬率
  • 取引高
  • 管理会社

で選ぶと良いと思います。

インバースETFの場合も2倍動く設定がされているETFがあり

先日(1321)などの日経225ETFの次に日経平均の騰落率に対して2倍動く設定のされている(1570)などの日経レバを紹介しましたが

インバースETFにも指数の騰落率に対して2倍動くように設定されている商品もあります。

「ダブルインバースETF」

と言われる商品です。

日経平均ダブル・インバースETFは以下の通り設定されています。

その他の指数を参照しているインバースETF

他のETFと同様他の指数を参照しているインバースETFは以下の通りあります。

「TOPIX」に連動するETFは以下の通り。

「JPX日経400」に連動するETFは以下の通り。

出来高など詳細の情報はこちらでご確認ください。

▶︎ ETF銘柄一覧・レバレッジ/インバース型:日本取引所グループ

まとめ:相場が下がる方に投資することにも挑戦してみよう

ということで、今日は、「インバースという言葉とインバース投資」について解説してきました。

「相場は上がるから嬉しい」というのは当たり前のことですが、「下がる方にも投資できる」ことを知ると、いざというときにリスクヘッジできたりもします。

上手に使ってみてください。

それでは今日はこれで^^

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