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老後2,000万円問題に備えるために読むべき本5選

こんにちは。
年間100冊以上の本を読むフリーファイナンシャルアドバイザーのNatsumiです。

今日は「本」の話題です。

先日「老後2,000万円問題」について

をやってほしいという記事を書きました。

老後2,000万円問題に限らず、日本の今後の問題や、資産運用について知ることは、
今後生活していく上で絶対にした方がいいことだと思います。

ツナモンスター
ツナモンスター
老後2,000万円問題が不安すぎる!投資やこれからの暮らし方について勉強したいからいオススメの本教えて!

ということで、今日は

老後2000万円問題に備えて読むべき本5選

を紹介します。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

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過去200年間、人の平均寿命は伸び続けてきた。

そこから導かれる予測によれば、2107年には主な先進国では半数以上が100歳よりも長生きするのだという。

すると、80歳程度の平均寿命を前提に〈教育〉〈仕事〉〈引退〉の3段階で考えられてきたライフコースは抜本的に考え直されなければならない。

そんな難題に英国の経営学者と経済学者のコンビが正面から向き合った本が、ハードな内容をものともせず、ベストセラー街道を邁進中だ。

老後2000万円問題は「95歳まで生きる場合、夫婦で、年金の他に2000万円必要になる」ということを指摘した報告書から発端していますが、「年金で足りない」ならどうしたら良いのでしょうか?

それは、

  • 貯蓄で十分に貯めるか(投資で増やすか)
  • 死ぬまで働き続けるか

のどちらかだと思います。

ここでは「死ぬまで働き続ける」のヒントを得るために「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)」という本を紹介します。

「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)」では、

これまでの分断された人生のステージの概念を変えて、マルチなステージを過ごしながら生活しよう

ということを提唱しています。

例えば、今も含めこれまでの人生は「3つのステージ」に分けられると言われています。

  • 教育(-22歳)
  • 仕事(-65歳)
  • 老後

の3つに分かれる人がほとんどかと思いますが、「人生100年時代」にこの3つのステージに分けると生まれる問題が、それこそ「老後2000万円問題」なのです。

「老後」と言う時間が長く生まれてしまうんですね。

そこで、ライフシフトの作者が提唱しているのが

マルチステージ制

という考え方です。

マルチステージ制では、人生の過ごし方が以下の通りになります。

  • 教育(-22歳)
  • マルチステージ(-80歳)
  • 老後

マルチステージは

  • 仕事
  • 教育
  • エクスプローラー(自分探し)
  • インディペントプロデューサー(個人事業主)
  • ポートフォリオワーカー(仕事+副業)

の5つのステージを行き来するステージです。

30歳で大学に行くのもOK。

会社員として働くのと同時にブログで副業をするのもOK。

あらゆるステージを経験しながら、「経験や健康などの無形の資産」増やしていく期間です。

このようにして働く期間を増やしたり、学ぶ期間を増やすことで、「定年」という概念を伸ばしたり、無くしたりすることで、これからの「人生100年時代」を生きていこうという本です。

「老後2,000万円問題」に対策を打つには必須読書です。

働き方2.0vs4.0 不条理な会社人生から自由になれる

安倍政権が進める「働き方改革」とは、働き方1.0を強引に2.0にヴァージョンアップしようとするものです。

これまで日本の「知識人」は、日本型雇用こそが日本人を幸福にしてきたとして、「働き方改革」を推進する「ネオリベ(新自由主義者)」に呪詛の言葉を投げつけてきました。ところが「真正保守」を自任する安倍首相は「雇用破壊」に邁進し、「私がやっていることは、かなりリベラルなんだよ。国際標準でいえば」と自画自賛しています。

グローバル化、知識社会化・リベラル化する世界のなかで、働き方1.0は目を覆わんばかりの機能不全を起こしています。政権が保守であれリベラルであれ、官民挙げて「改革」しなければどうにもならなくなっているのです。

しかし問題は、働き方2.0を実現したとしても、それではぜんぜん世界の潮流に追いつけないことです。最先端の働き方は、3.0から4.0に向けて大きく変わりつつあるからです。

その背景にあるのは、中国やインドなど新興国を中心とする急速な経済発展(グローバル化)と、テクノロジーの驚異的な性能向上です。私たち日本人が抱える困難は、働き方が「未来世界」へと向かうなかで、いまだに「前近代世界」のタコツボに押し込められていることにあるのです――「はじめに」より。

働くステージや勉強するステージなどマルチなステージを行き来するという新しい人生の生き方を「ライフシフト」で学んだ次に読んで欲しいのは、「働き方2.0vs4.0」です。

次は、「働くステージでの新しい働き方」について学んでいきましょう。

現在、日本では「働き方改革」と称して、残業がなくなる会社が多くなったり有給を取らない会社は罰金が科せられたりといろんな改革が行われていますが、「そんな改革や働き方は海外の働き方からすると、2周回遅れくらいの差がありますよ。」ということを筆者である橘玲さんは指摘しています。

その上で、これからの新しい働き方として

ギグエコノミー

という働き方を紹介しています。

この働き方をすることで

どこでも/いつでも/いつまでも

を自分で選択して働くことができるようになります。

「働き方」についてぜひこの本で学びましょう。

未来の年表 人口減少日本でこれから起きること

日本が人口減少社会にあることは「常識」。
だが、その実態を正確に知る人はどのくらいいるだろうか?

第1部では「人口減少カレンダー」とし、2017年から2065年頃まで、いったい何が起こるのかを、時系列に沿って、かつ体系的に示した。
第2部では、第1部で取り上げた問題への対策を「10の処方箋」として、なるべく具体的に提示した。本書は、これからの日本社会・日本経済を真摯に考えるうえでの必読書となる。

上記にもある通り、

日本が「超高齢社会で、すでに人口は減少傾向にある」ということはみなさんご存知だと思います。

しかし、その実態を「正確に・さらにより詳しく」説明できる人は少ないのではないかと思います。

それではここで質問です。

「20○○年に家の3戸の1戸が空き家になると思いますか?

「20○○年に死者数がピークを迎え、火葬場不足が深刻化すると思いますか?」

生まれる人よりも死ぬ人が増えて人口が減ることは知っている人でも、その死者数がいつピークになるということまで知っている人は少ないと思います。

ちなみに、先ほどの質問の答えは、

〈2033年 空き家が2167万戸を数え、3戸に1戸は人が住まなくなる〉

〈2039年 死亡者数が167万9000人とピークを迎え、火葬場不足が深刻化する〉

です。

この「未来の年表」を知っておくと、これからの生活でどうしたらいいのかを考える時に有利になると思います。

例えば、今後「空き家が3戸から1戸」の状態になるのに、「新築木造建築の家を買うのは今後の選択肢として正解なのか?」ということは考えた方がいいですよね。

ちなみに、私の考えるこの疑問に対する答えはこちらの記事にまとめています。

住宅ローンで新築木造の一軒家買うのは今後の不正解です こんにちは。元野村證券女性営業マンのフリーファイナンシャルアドバイザーNatsumiです。 今日は「お金の使い方」の話をしたいと...

難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

お金を増やしたい!
でも、難しいことはわからないし、投資をするのってなんだか怖い。

そんな「お金のド素人」が、東大卒、外資系証券や保険など金融12社を渡り歩いた「お金のプロ」山崎元氏に、なるべく安全なお金の増やし方を聞いてきました。

金融の知識は一切不要!
「銀行には近づいてはいけない」
「覚える金融商品は3つだけ」
「素人でも「年間+5%」の運用を目指せる」など、誰でもできて、なるべく安全なお金の増やし方がわかります!

「老後2000万円問題」がニュースで取り上げられた時に、「ネット証券」の口座開設件数が増えたそうです。

「運用して資産を増やそう!!!」と思った人が増えた、と言うことですね。

フリーファイナンシャルアドバイザーとしては嬉しい状況ですが、みなさん安直に投資して大丈夫ですか?

もちろんやらないよりはやった方がいいですが、「ある程度の「知識」をつけてから始めて欲しい」のがフリーファイナンシャルアドバイザーとしての願いです。

せめて、投資の基礎の基礎くらいはちゃんと勉強しましょう。

ということでおすすめするのは、

投資に関することならだいたい説明しているといっても過言ではない私の自信作・・・!

を、もちろん大々的に紹介したいのですが、「本で読みたいんだ・・・」という人には「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」がオススメです。

銀行金利やNISAのこと

など、お金に関わる本当に初歩的なことならこの本1冊で十分理解できると思います。

投資の大原則[第2版] 人生を豊かにするためのヒント

つみたてNISA、iDeCoにも最適。
100年人生時代、一生お金で困らないためのノウハウを満載!

『ウォール街のランダム・ウォーカー』のバートン・マルキールと『敗者のゲーム』のチャールズ・エリス、2人のカリスマによる「長期投資のバイブル」を全面改訂。

ということで、私のブログではど定番の投資初心者さんに絶対読んで欲しい1冊!

みなさんネット証券を作ったのであれば、次はこの本を読みましょう。

「投資の大原則」を理解して投資をすることは、投資をする上で最重要事項です。

まとめ:老後2,000万円問題には備えられる

ということで、今日は「老後2,000万円問題に備えるために読むべき本」をまとめてきました。

これからの人生の過ごし方や働き方、お金について学ぶのに最適な本だと思いますので、ぜひ読んでみてください。

それでは今日はこれで^^

★証券会社選びはどこが良いのか?
初心者の方は対面証券ではなくネット証券を選ぶと良いと思います。
ネット証券業界1位は SBI証券 です。