こんにちは。
年間100以上の本を読むフリーランスwebエンジニアのNatsumiです。
今日は「本のレビュー」をしていきます。
「『幸せをお金で買う』5つの授業」という本なのですが、その内容がよかったので共有します。
「幸せをお金で買う」というとなんだかハテナな気分になりますが、
要するに「お金の使い方を変えると幸福度が上がるから、お金の使い道を変えてみよう」という話です。
ということで、今日は
「『幸せをお金で買う』5つの授業」の本の内容
を共有したいと思います。
Contents
お金の稼ぎが増えても幸福度には限りがあるけど、使い方から得られる幸福度に限界はない
みなさんの中には
「お金を稼ぎたい!!!!できればできるほど!!!!」
と思っている人もいるかもしれませんが、
実は、お金の「稼ぎ」によって得られる幸福感には限度がある
というのはご存知ですか?
もう少し言い換えると
ある一定の年収以上になると、そこから年収が増えたとしても幸福度は変わらない
というものです。
それがある一定の年収というのが
800万円
と言われています。
幸福の資本論の作者である橘玲さんの文章より引用しますと
それではお金の限界効用はどのように逓減するのでしょうか。これはもちろん個人によって異なりますが、アメリカでは年収7万5000ドル、日本では年収800万円を超えると幸福度はほとんど上昇しなくなることがわかっています。興味深いことに、アメリカと日本で幸福度が一定になる金額はほとんど変わりません。
年収800万円を超えると幸福度は上昇しなくなるより
ということで、
「年間800万円稼いでいる人と、1,500万稼いでいる人と、3,000万稼いでいる人」の間で、
幸福度合いはさほど変わらないのです。
その一方、
変えればどんどん幸福度が増えていくと言われているのが
お金の「使い方」
です。
お金を「どのように使う」のか変えると、こちらは使うお金が増えれば増えるほど幸福度が上がる
のです。
そして、その幸福になるためのお金の使い方(ハッピーマネーという)は5つあります。
- 経験を買う
- ご褒美にする
- 時間を買う
- 先に支払って、あとで消費する
- 他人に投資する
以上の5つのような使い方です。
これからあなたがお金を使うときは5つのどれかに当てはまるか考えてみてください。
それでは1つずつ詳しく説明していきます。
①経験を買う
この章では、まず「家」を買うことを例に、
物を買うことと経験を買うことの比較をしています。
大きな美しい家を買うことは必ずしもお金の懸命な使い方とは言えないとう事実から始めましょう。
意外にも、家を、今までの家よりも新しくて素敵な家を買うことによって幸福が増すという証拠はほとんどない。
ーーーー人間というのは順応性の高い生き物で、一度手に入れてしまうと、それが何であれすぐに飽きてしまう傾向があることが研究で示されています。
一方、
一生の思い出になるような経験を買った時のことを思い出してみてください。
ーーーそうした経験について考えると、それに関する友人や家族、光景や匂いまで一緒に心によみがえってくるはずです。
この2つの文を比べただけでも、
お金の使い方は
モノを買うよりも経験を買う方が幸福度を高めている
ということがわかると思います。
そして、次のようにも言っています。
経験的な買い物に対する満足度は時間が経つにつれて増していく傾向があるのに対し、物質的な買い物に対する満足度は減少する傾向があるという研究結果が出ています。
ーーー物質的な所有物は、段々と背景の一部と化していくように思われるのに対し、経験的な買い物は、時間が経つにつれますますよいものに感じられるようになるのです
というわけで、このような効果を比べるだけでも、お金は「経験」に使うのが良さそうです。
②ご褒美にする
次の章では、
「あたりまえ」と感じてしまうことのマイナス効果について述べています。
その「当たり前」を「ご褒美」として考えることが重要だと述べています。
例えば、
もしあなたの余生が1日だとわかった瞬間、あなたの明日はとーーーーーーっても大切なものになりませんか?
「明日の服はどうしようか」
「明日のご飯は何にしようか」
「明日誰に会おうか」
「明日どこへ出かけようか」
一気にいろんなことを考えるようになると思います。
もしそんなことを言われなかったら
「明日の服はパジャマのままでいいや」
「明日のご飯はカップラーメンでいいや」
「明日は誰にも会わない」
「明日どこへも出かけない」
となっていたかもしれません。
このように考えると、
人は、
何かが永遠に続かないと悟ると、それをより一層貴重なものだと思うようになる>
ということがわかります。
だからこそ、人生の喜びの総量を増やすために、いろんなことを「ご褒美」と思おうとのことでした。
③時間を買う

この章では時間に関する考え方が載っています。
誰でも「忙しいことが幸せ」とは考えないでしょう。
もちろん仕事が楽しくて楽しくて結果的に忙しい人は幸せを感じているかもしれませんが、
少なくとも「自分の人生は慌ただしすぎる」と考えている人は、
自分の仕事にさえ満足せず、人生全体にもあまり満足していない傾向があるそうです。
また、
時間の豊かさが増すことは、忙しいのが好き、という人でさえ、より大きな幸福に関連づけられる
とも述べられています。
自由時間がたっぷりあると感じている人々は運動したり、
ボランティブ活動をしたりと、幸福度の拡大に関係する活動に従事することが多い。
とのことで、
自分で自分の時間をどの様にして使うか考えられるかどうか
ということが幸福度の大小に関係があるのかもしれません。
また最近は有名になった話ですが
通勤に時間を費やしている人ほど、人生に対する満足度は低い
ということもこの章では取り上げられています。
昭和の時代には当たり前になった
「都心に勤めて家は郊外にあり、通勤時間に片道1時間かける」というスタイルは、
今や淘汰されるべきスタイルであると言えるでしょう。
④先に支払って、あとで消費する
次の章では、
「先に支払って、あとで消費する」ということですが
具体的に説明すると
「先に支払って後で消費することによって、消費するまでの遠い将来のことを考えられるようになり、
自身の幸福のために賢い采配を振るえるようになる」
ということです。
例えば、「なかなか手に入らないスイーツの予約販売」などが当てはまるのだと思います。
1ヶ月先の予約のスイーツを予約したとすると
予約した時点でお金を払うことになります。
↓
そのあとスイーツが届くまでには1ヶ月かかります。
↓
届いた時には代金の支払いも終わっているので
スイーツを楽しむだけです。
↓
その1ヶ月はスイーツを買ってあるので
他の商品を買おうとはならないでしょう。
先に買って後で消費することで、その間自分にとって賢い選択ができるということです。
⑤他人に投資する

最後の5つ目はとってもおすすめなお金の使い方です。
他人のためにお金を使う
ということです。
わたしもよく気にかけています。
他人のためにお金を使った人は、自分のためにお金を使った人よりも明らかに幸福感が高まっている
ということがわかっています。
そんなこと予想できるよ!と思っているひとも、以下の文を読んでください。
多くの人々が、人に与えることで気分が良くなると、少なくとも抽象的には認識しています。
しかし、今日何かにお金を使ってくださいというと、大部分の人は、他人のためではなく自分のためにそのお金を使った方がもっと幸福になれるだろうと考えるのです。
ということで、
他人に対してお金を使うのは自分の幸福度を上げるためにいいとわかっていても、実際使うとなると行動には出にくいのです。
とはいうものの、
たとえ少ない金額だとしても、他人のために使うことは精神的にも肉体的にもプラスとされています。
例えば、コーラ1本でも、コーヒー1杯でもいいんです。
ぜひ今日から誰かのためにお金を使ってみるようにしましょう。
まとめ:お金の使い方を今日から変えてみよう
ということで、
今日は「ハッピーになるお金の使い方」について話してきました。
どれも読んでみればほんの小さいことをから変えていっているだけなんです。
稼ぎを増やすのは大変かもしれないけど、お金の使い方を変えるのは簡単です。
今日からトライしてみましょう!
それでは今日はこれで^^
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