読書レビュー

【いま君に伝えたいお金の話の読書レビュー】お金に苦労しないためにはお金について詳しくなろう

こんにちは。
年間100冊以上の本を読むフリーのファイナンシャルアドバイザーNatsumiです。

今日は「読書レビュー」です。

みなさんは「村上世彰」さんという方をご存知ですか?

私と同じ年代くらいの方だと知らない人もいるかもしれませんが

「村上ファンド」を作った人

といえばわかる人もいるかもしれません。

職業は「投資家」で、一世を風靡したファンドを作った(今はもうありません)人なわけですが

そんなお金のことを真剣に愚直に強欲なほど考え、「誰よりもお金に詳しい」と自負する彼が

お金のノウハウではなく、

お金に苦労しないための、お金の考え方/付き合い方/お金の持つ力

についてまとめた本が、今日紹介する本です。

・お金について知りたい
・お金で苦労しないお金の考え方を知りたい

という人はぜひ読んでみましょう。

お金ってなに?

お金は便利な「道具」にすぎない

「お金」について考えていく前に、まず「お金」自体について理解をしておきましょう。

さて、みなさんなら

ツナモンスター
ツナモンスター
「お金ってつまり何?」

って聞かれた時になんて答えますか?

村上さんはこの問いに対して

お金は便利な「道具」である

と説明しています。

みなさんは、お金の3つの機能を説明することができますか?

  1. 何かと交換できる
  2. 価値を計ることができる
  3. 貯めることができる

の3つですね。

お金の役目はこの「3つ」のみです。

これ以上もなければ、これ以下でもありません。

つまり、お金は

何かをするための道具/手段

でしかないのです。

これをまず理解しましょう、と村上さんは述べています。

時々、

「お金は悪」

ということを言う人がいますが

お金には「悪も良もない」のが真理です。

「お金を悪だと思っているその人に問題があるのをお金のせいにしているだけ」

というのが村上さんの考えです。

ということで、

まずはお金について「お金はただの道具である」というフラットな考えを根底に置いておきましょう。

社会にとってのお金

お金は「道具」であると同時に

社会の血液である

と、村上さんは説明しています。

人間にとっての血液は、
血液が回っていないと人間は死んでしまいますので大切なものですよね。

お金は社会にとっては血液のようなもので、回っていないと景気が悪くなります。

今の日本は「お金がたくさんあるのに、うまく回っていない」
だから景気が良くならないんだと

村上さんは日本の経済・景気の停滞の原因を指摘しています。

これは「個人・法人」ともにいえることで

日本は約1,800兆円の家計金融資産があると言われていますが
このうち50%は銀行にあると言われています。

アメリカでは貯蓄は株などで運用をするのが一般的です。

以前、アメリカと日本の家計金融資産がどのように運用されているかを説明したわたしのブログ記事でも

株式・投資信託の保有割合は

日本:18.6%
アメリカ:46.2%

と2倍以上の差があることを指摘しました。

また、日本の法人が事業を大きくしたり人を雇ったりするために企業に残しておく利益剰余金は400兆円を超えています。

この「溜め込み」が日本の景気を悪くしています。

先ほど述べた通り、お金は道具であり社会の血液です。

今の日本は個人も法人もお金の役割を理解できていないのではないでしょうか。

お金について大切なこと

村上さんはお金について大切なことをまず覚えて欲しいということで4つのポイントをあげています。

  1. 自立して生きていくためにはお金は必ず必要
  2. やりたいことをやるためには、余分なお金があったほうが良い
  3. 困った時にお金は君を助けてくれる
  4. 君がお金を持っていれば、人を助けることができる

以上の4つです。

そして、お金のことをしっかり知らないと「お金の魔力」に支配されてしまうとも説明しています。

例えば以下のような考え方です。

「お金を持っている人の方がえらい」
「値段が高いものの方が、安いものよりも良い」

これではモノの本質が見えていません。

「お金とは違う基準を自分の中に作ること」が
お金に苦労しないで生きる自分なりの幸せな人生を送るための要素だと述べています。

お金と世の中の関係

次の章では「お金と世の中の関係」について説明しています。

ここでは、

世の中の数字に興味を持ち、また強くなることで、お金と仲良くなる

ことを提唱しています。

先ほども述べた通り、
お金は単なる「尺度」でしかありません。

その価値は人によって異なります。

でも、あなたが「お金」に関することを理解していなければ
「数字が高いものが全て価値がある」と思わざるを得ません。

でも、モノが溢れるこの世の中で「数字が多い」ものが全て「価値がある」訳ではないのです。

これを理解するために「お金」「値段」に強くなりましょう、と村上さんは述べています。

お金を手にする方法

お金は「稼いで」、「使う」という入り口と出口があります。

この章では「入り口」についての話をしています。

みなさんがやっている簡単なお金の入手の方法は「働くこと」ですね。

村上さんはこの「仕事観」について以下のようにまとめています。

  • 好きなことを仕事にする
  • 好きなことを仕事にできるかどうかはそれが「人のためになるかどうか」で決まる
  • 好きなことをするために別の仕事をするのもあり/そのバランスが大事
  • 仕事をする上で大切なことは「仕事を通じて、自分自身のミッションを見つけられるかどうか」

稼いだお金を貯めて増やす

みなさんは

「貯める」と「溜め込む」

の言葉の違いを説明できますか?

この本では、

貯める・・・目的を持ってお金を増やすこと
溜め込む・・・目的のないまま、ただお金を手元に置いておくこと

と説明しています。

もちろんこの本では「貯める」が推奨され、まずは収入の2割を貯金し、またそれを投資しようと提唱しています。

よく収入からどれくらい貯金すればいいのかわからないという人がいますが、

村上さんの基準を採用すれば、

収入 貯蓄
10万円 2万円
20万円 4万円
30万円 6万円
40万円 8万円
50万円 10万円
100万円 20万円

貯蓄運用すればいいことになりますね。

お金と向き合う覚悟

さて、次の章では「お金を借りる」ということにフォーカスして話題が進んでいきます。

ちなみに

「みなさんは借金がありますか?」

カードローンでも
住宅ローンでも
奨学金(教育ローン)でも
すべて「借金」ですね。

借金は、お金の「入り口」としてみなさんも1度は使ったことがあるかもしれない方法ですが、
村上さんは「借金」については否定的です。

借金は経済活動に一役をかっているものというのは認めるものの、
借金は「あなたや家族を破壊してしまう可能性を持つもの」と理解しましょう

と、村上さんは述べています。

とっておきのお金の使い方

さて、最後の章では「とっておきのお金の使い方」が紹介されています。

みなさんはなんだと思いますか?

誰かのためにお金を使うこと

です。

これはこの本以外の本でも、「お金」について書いてある本にはよく書いてあることですよね。

でも、「よく書いてある」のに、これを実践できている人って実は少ないです。

  • イベントごとでもないけどプレゼントをあげる
  • 誰かとご飯にいく(もちろん全部払う)
  • 花をあげる

こういうことやれる人になりましょう、ということです。

実はこういうことをやっていると、回り回って自分に返ってくる、というのはよく言われる話です。

もちろん、「寄付」でも良いです。

「誰かのためにお金を使う」

ぜひやってみてください。

まとめ:お金について知ることでお金と仲良く生きよう

ということで
今日は「いま君に伝えたいお金の話」の内容をまとめてきました。

私自身この本を読んで
「誰かのためにお金を使う」ということを意識的にやろう!といつも思っているのですが
実は全然できていないというのが本当のところかな〜と反省させられました・・・。

ぜひみなさんもこの本を読んで、
「お金」について知って、「お金との付き合い方」について考えてみてください。

それでは今日はこれで^^