資産運用の基礎知識

「投資のアノマリー」について勉強しましょう【機関投資家と同じ動きするために】

こんにちは。
元野村證券女性営業マンのNatsumiです。

今日は「投資の規則性」の話をしたいと思います。

みなさんは

アノマリー

という言葉を聞いたことがありますか?

アノマリーとは、
株式市場において「なぜそう動くのかはわからないけど、なぜかその時が来ると株式市場が前もって決められたように動く傾向」のことを言います。
投資の教科書:アノマリーとはより

ということで、
株式市場には、

「なぜそうなるかわからないけど
毎年この時期は上がる」

とか

「なぜそうなるかわからないけど
毎年この時期は下がる」

という法則があります。

これを知っておくのと知らないのとでは
投資の成績に大きな影響を与えます。

投資(または投機も含む)の大原則は

安く買って、高く売る

なので、
下がっている時期が前もって分かっているのであれば
ぜひその時期に買いたいものです。
(全ての銘柄が下がっているわけではありませんが・・)

ということで、
今日は

株式市場のアノマリー

について話していきたいと思います。

時期のアノマリー

まずは時期のアノマリーについてです。
時期によって上がったり下がったりする要因がたくさんあります。


投資の教科書:アノマリーとはより

基本的には図の通りですが、
それぞれを詳しくみていきましょう。

1月 ご祝儀相場

1月は1年の始まりです。

「今年1年も良い成績を出せますように。」ということで
お祝いの意味も込めてご祝儀相場と言われる
相場が上がる時期が1月にはあります。

主に年末最後の大納会や新年がスタートする大発会、新政権の誕生や新規上場などのイベント時にご祝儀感覚で少し高く株を購入するのです。

そのほか皇室の出産やオリンピック開催が東京に決定した時など、日本にとっておめでたいニュースが出たときもご祝儀相場は現れます。
株のご祝儀相場とは?高勝率を誇る相場の祭りの調査結果。過去統計などより

ただ、そう長くは続かないので相場を見て短期売買も良いと思います。

2月・3月 配当取り相場

2-3月は配当取りの上がる相場です。

みなさんも配当金が欲しいように
機関投資家も配当が欲しいです。

配当を取るためには株式を買い付けしなければなりません。

株式を買い付けする人が増えれば
需要と供給の関係で株価が上がります。

ということです。

毎年、例外がなければ2−3月は上昇している株が多いでしょう。

4月 新年度相場

4月の第1週は、新年度入りしたことで国内機関投資家の益出し売りがあるので
株価は下がりやすいです。

その後は「新年度相場」ということで5月GWまでは上がる傾向にあります。

5月 Sell in May

投資をやっている人なら一度は聞いたことがあるかもしれない

Sell in May.

訳はそのまま

5月に売りましょう。

ということで

5月には株が下がりやすいので売りましょうということですね。

例年、株価は年末が高値のケースが多く、高値の時には信用取引の買い残が増加します。信用取引は半年以内に反対売買をして決済する必要があります。

ですから年末の高値で購入した投資家の売りが、半年後に集中する傾向があるというものです。

ということで「Sell in May」が「Sell in May」を呼ぶということで
下がるということもあるそうですが

5月の高いところで売るのも良いでしょう。

7月・8月・9月 夏枯れ相場

毎年7−9月は「夏枯れ相場」と言われ相場が軟調になる傾向にあります。

夏枯れ相場とは、
夏になるとお盆休みなどで市場参加者が減るため株式市場の取引高が減少し、相場があまり動かなくなること。
夏枯れ相場(なつがれそうば):野村證券 証券用語解説集より

 

夏枯れ相場になる理由としては、

外国人投資家がバカンスに入るために投資資金が市場から逃げるから

です。

売買する資金が減るってことですね。

わたしは夏の取引に本当に良いイメージがありませんw

夏枯れ相場だから下がるとか、上がるとか、そういうことではなく
どちらかというとボラティリティが高くなります。

株価が上にも下にもいきやすくなるということですね。

取引量が少ない=取引する人が少ない=ちょっとした材料で株価が動きやすい

ということです。

動きが少なくなることもありますし、この時期に相場を休むのはありかもしれません。

12月 クリスマス商戦相場

12月もクリスマスに向かって相場が上がる傾向にあります。

アメリカで11月下旬からブラックフライデーという消費の大イベントがあり
そこから本格的にクリスマス商戦が始まります。

とにかくとにかく街が消費ムードです。

アメリカのGDPの個人消費の閉める割合は7割と言われています。

つまり人々が市中でお金を使えば使うほど

GDPが増える=景気が良くなる=株価が上がる

ということです。

その他曜日や天気によるアノマリー

雨・雪の時に株価が下がりやすい傾向?

最近はそこまでこの傾向があるわけではないとのことですが、
研究によって
「雨・雪の時に株価が下がりやすい傾向がある」
ことが分かっているそうです。

マンデー効果はある?

マンデー効果(Monday Effect)もしくは月曜株安とは、その名の通り、月曜日には株価が大幅下げを起こしやすい、というアノマリーのことです。

【アノマリー】「月曜株安」は本当?日経平均を調査した結果は意外にも…:日経平均株価予想より

ということで曜日によっても下がりやすい傾向などがあるか、というと
以前はあったようですが、
こちらも最近はあまりその傾向は見られないとのことでした。

まとめ:株式相場には法則性がある

「なぜそうなるかはわからないけどでも毎年そうなる」と説明しましたが

現実問題で考えてみると
大体は

「機関投資家や外国人投資家など、彼ら側の事情で株を売買するタイミングが毎年決まっているため」

と上記を見ると説明できます。

個人投資家が売買するお金なんて
めえーーーーちゃくちゃ金持ちじゃない限り
機関投資家のお金の量からしたら雀の涙ほどです。
雀の涙ほどもないかもしれないです。

そうであるのであれば、できることはただ一つ!

機関投資家と同じ動きをすること

に限ります。

みなさんもアノマリーにしたがって

・夏枯れ相場は休憩しましょう。
・4月に稼いで5月に売りましょう。
・12月のクリスマス商戦に乗りましょう。

ということです。

ぜひ、投資の参考にしてみてください。

それでは今日はこれで^^

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