企業分析

【ユニコーン企業の企業分析】今注目すべきユニコーン企業の企業分析をまとめました

こんにちは。
元野村證券女性営業マンのフリーファイナンシャルアドバイザーNatsumiです。

この記事では「ユニコーン企業の企業分析記事のまとめ」をしていきます。

ツナモンスター
ツナモンスター
最近ニュースでユニコーン企業の上場の話がよく出ているよね。どんな企業がユニコーン企業として有名なんだろう?企業価値の高いユニコーン企業と事業内容を知りたいな!教えて!

評価額10億ドル以上の非上場、設立10年以内のベンチャー企業を「ユニコーン企業」といい、次の産業界を担う企業として注目されています。

今日は、

ユニコーン企業の定義・ユニコーン企業企業価値トップ10

の紹介と、

ユニコーン企業価値トップ10の企業の企業分析

の記事をまとめいきたいと思います。

この記事とリンク先の記事を読めば、

  • ユニコーン企業価値トップ10の企業の事業内容
  • ユニコーン企業価値トップ10の企業の強み
  • ユニコーン企業価値トップ10の企業の今後の戦略

が分かります。

ユニコーン企業の定義

まずは、「ユニコーン企業」という言葉について理解していきましょう。

上記したとおり、

ユニコーン企業とは、起業してから10年以内と年数が浅いにも関わらず多額の評価額を得ている企業

のことをいいます。

素晴らしい技術や今後社会を変えるかもしれない技術を持っている会社と思って良いでしょう。

「ユニコーン企業」と呼ばれるためには4つの条件を全て満たす必要があります。

それが、

  1. 評価額10億ドル以上
  2. 業10年以内
  3. 非上場
  4. テクノロジー企業であること

の4つです。

10億ドルは今のレート(10/31・約109円)で計算すると、約1,090億円ほどです。

世界のユニコーン企業は413社

世界のユニコーン企業はCB INSIGHTSというサイトで公開されています。

▶︎ CB Insight

このサイトによれば、現在ユニコーン企業と呼ばれる会社は「413社」あります。(2019年10月30日時点)

その総企業価値は「12,910億ドル」となっています。

1ドル109円で換算すれば、「約140.7兆円」です。

ユニコーン企業トップ10社はこちら

さて、ユニコーン企業のランキングトップ10社は以下の通りです。

企業名企業価値($B)兆円業種
1Toutiao (Bytedance)/トウティアオ(バイトダンス)7579.50中国AI
2Didi Chuxing/ディディ5659.36中国交通手段
3JUUL Labs/ジュールラボ5053アメリカ電子タバコ
4SpaceX/スペースエックス33.335アメリカ宇宙輸送
5Stripe/ストライプ35.2537アメリカフィンテック
6Airbnb/エアビーエヌビー3537アメリカフィンテック
7Kuaishou/快手1819中国モバイル
8Epic Games/エピックゲームズ1516アメリカゲーム
9DJI Innovations1516中国ハードウエア
10Grab/グラブ14.315シンガポール交通輸送

 

Toutiao (Bytedance)/トウティアオ(バイトダンス)

トウティアオとは、

中国で急成長しているニュースアプリ「今日頭条(Toutiao)」を提供している

会社です。

「今日のヘッドライン」を意味する今日頭条では、AIが様々なニュースサイトの情報を分析し、利用者の属性に合ったニュースを毎日、1億2000万人の利用者に配信しています。

親会社は「Bytedance/バイトダンス」という会社で、皆さんもご存知「Tik Tok」の配信もしています。

TikTok ティックトック
TikTok ティックトック
開発元:TikTok Pte. Ltd.
無料
posted withアプリーチ

DiDi Chuxing/ディディ

DiDiは、

ライドシェアサービス

を提供する会社です。

DiDiの強みは、AIによる配車です。

「(他のタクシー事業者は)人を介して配車している場合もあるが、DiDiは完全にAIが配車を行なっている」とし、すぐにドライバーと乗客のマッチングが行なえる点をアピールした。
タクシーのDiDi、東京・京都上陸。5月末にPayPay対応、年度内に13都市展開より

また、毎日100テラバイト分の車両の走行軌跡(位置情報)データがクラウド上に新規に追加され、
乗車の需要を予測したり最適ルートを検索したりするAIに磨きをかけています。

DiDi(ディディ)-タクシーがすぐ呼べる配車アプリ
DiDi(ディディ)-タクシーがすぐ呼べる配車アプリ
開発元:DiDi
無料
posted withアプリーチ

 

その他、詳しい企業分析はこちらからどうぞ。

JUUL Labs/ジュールラボ

JUUL Labsは、

電子タバコの製造・販売

をしている会社です。

日本ですと、加熱式タバコであるフィリップモリスの「アイコス」が人気ですが、
アメリカですと、このJUUL Labsが販売する電子タバコ「JUUL」が人気です。


JUUL Labs公式サイトより)

JUULのリキッドには、ニコチンに代わり「ニコチンソルト(ニコチン本来の成分に近い物資を含む塩基)」が使用されています。

紙巻きタバコを吸っていた人でも満足できる吸い心地と話題で、従来のニコチン入りリキッドを上回る吸い応えを覚えるユーザーも増加中です。

また、紙巻きタバコのデメリットである「タール」が使われていないため、健康志向の人に人気が高い電子タバコとなっています。

JUULのマーケティング戦略は秀逸で、TwitterやInstagram、YouTubeなどのSNSを駆使し、ネット・キャンペーンを展開してシェアを増やしてきました。

そのため、JUULは若者に人気になりました。

その他、詳しい企業分析はこちらからどうぞ。

SpaceX/スペースエックス

SpaceXは

ロケットや宇宙船の開発、打ち上げといった宇宙輸送

をしている会社です。

この会社は強みは

SpaceX社は、ロケットの再利用という構想を掲げて宇宙開拓に革命をもたらしてきた

という取り組みです。

ほとんどのロケットは複数の段に分かれており、その力で人工衛星や乗員カプセルなどの積載物を宇宙に運んでいる。
通常、各段は燃料がなくなると切り離されて地球に落下する。
多くの場合、これを安全に再利用することはできなかった。(参考記事:「【動画】潜入ルポ、ソ連のスペースシャトル」)

しかし、スペースX社は2008年以降、ファルコン9ロケットによって数々の「宇宙飛行初」を成し遂げてきた。
その中の一つが、ロケットの段の回収と再利用だ
すなわち、航空会社がフライトのたびに新しい飛行機を作っていないように、打ち上げのたびに新しいロケットを作らないようにしようということだ。
ロケットの再利用は、宇宙旅行のコストダウンの鍵となる。
スペースXの最新ロケット、ここがスゴイより

これをすることによって

SpaceXユナイテッド・ローンチ・アライアンス社
コスト9000万ドル3億5000万ドル
積載量スペースXの半分

他者との差別化がなされています。

その他、詳しい企業分析はこちらからどうぞ。

Stripe/ストライプ

Stripeは

オンライン決済サービスの提供

をしている会社です。


ストライプ公式サイトより)

Stripeの強みは、主に2つあります。

  • 料金体系
  • シンプルで分りやすく、設定が簡単にできること

の2つです。

Stripeでは、初期費用や年会費が一切かかりません。

かかるのは「利用手数料」のみです。

また、数行のコードで事業社のサイトに決済機能を導入できるため、
htmlやphpなどweb言語にあまり詳しくない人でもパパッと導入できます。

事業者にとって「シンプル」なのがメリットとなっています。

その他、詳しい企業分析はこちらからどうぞ。

Airbnb/エアビーアンドビー

Airbnbは

宿泊施設・民泊サービスの運営

をしている会社です。

現在は宿泊施設のみならず、アクティビティやレストランの予約もAirbnbですることができます。


Airbnb公式サイトより)

エアビーアンドビーの強みは2つあります。

  • スケーラビリティ
  • グローバルレベルでのネットワーク効果

の2つです。

1つ目の「スケーラビリティ」は、
大きなイベントなど、一時的にニーズが増大するとき、既存の宿泊施設だったら一杯になるだけですが、Airbnbの場合は、ホストの物件掲載数が増減します。

もう1つは、「グローバルレベルでのネットワーク効果」です。例えばUberの場合、新しい国や地域に参入しようとする場合、とても大きな初期投資が必要です。一方、Airbnbの場合は、部屋を貸してくれるホストさえいればよいので、必要な投資ははるかに小さくてすみます。Airbnbを気に入ったユーザーは、どこに行く場合にもやはりAirbnbを利用するため、世界レベルでネットワーク効果が効く構造になっていると言えます。Uberは2016年の上期だけで12億ドルを失っている一方、Airbnbが8年間で拡大に使った費用は3億ドルに満たないそうです。
【書評】Airbnb Story – エアビーが300億ドル企業にまで成長した要因は何かより)

その他、詳しい企業分析はこちらからどうぞ。

Kuaishou(Beijing Kwai Technology)/快手(北京快手科技)

北京快手科技は、

動画編集・共有アプリ「快手(Kuaishou)」を運営している

会社です。

快手
快手
開発元:Beijing Kwai Technology Co., Ltd.
無料
posted withアプリーチ

「快手」は57秒以内の短い動画の編集と共有ができます。

日本ではあまり馴染みのないアプリですが、2019年4月現在、7億人が利用している動画アプリです。

日本では動画アプリでは「Instagram」が人気ですが、

中国では、GoogleやFacebookなどのアメリカのSNSアプリは政府に規制されているものが多いため、中国独自の動画SNSアプリが使われることが多いです。

また、中国の動画アプリでいえば、日本でも人気の「TikTok(中国名は抖音)」が人気ですが、
実は中国国内だけに限ると、一番人気があるアプリは「TikTok」ではなくて「快手」なのです。

「快手」は、

動画のみではなく、ライブストリームのアプリとしてもかなり人気

があります。

ライブ配信を主な収益源とする「快手」の今年の売上高は200億元(約3300億円)に達する見込みです。

彼らの強みは、

独自のレコメンドアルゴリズムを使用したオススメ機能でユーザーをコンテンツに引き込み、その関心を、SNSへの関心へ昇華させること

にあると言えます。

その他、詳しい企業分析はこちらからどうぞ。

Epic Games/エピックゲームズ

Epic Gamesは

ゲーム開発

をしている会社です。

Epic Gamesが提供する

フォートナイト

は世界でもっとも人気あるゲームの1つです。

フォートナイト公式サイトより)

フォートナイトはクロスプラットフォーム・ゲームであるため、iOSに加えてAndroid、PlayStation,、Xbox,、Nintondo Switch、Windows PC、Macをサポートしています。

フォートナイト
フォートナイト
開発元:Epic Games
無料
posted withアプリーチ

幅広い媒体に対応したことが人気となった要因と言われています。

フォートナイトには、「世界を救え」「クリエイティブ」「バトルロイヤル」の3つのモードがあり、それぞれ異なったミッションをこなしていきます。

これら3つのモードのなかでフォートナイトを社会現象にまで導いたのは「バトルロイヤルモード」といわれています。

バトルロイヤルモードでは、

  • 基本プレイ無料タイトルで多く見られるガチャやルートボックスによるアイテムのランダム提供を排除
  • デイリーで品ぞろえが変わるコスメティックアイテムの直販売と、3か月おきに刷新されるバトルパス(ゲームをプレイすることでスキンアイテムをアンロックする権利)

により、

いくら払えば何が手に入るのか明確なマネタイズモデルを構築しています。

その他、詳しい企業分析はこちらからどうぞ。

DJI Innovation

DJI Innovationは、

ドローンやその他関連機器の製造

をしている会社です。

DJIと聞いてもピンとくる人は少ないかもしれませんが


OSMO POCKET:DJI公式サイトより)

「OSMO POCKET」と言えばわかる人も多いかもしれません。

2006年に創業したDJIは、世界シェア1位を誇るドローン業界のパイオニアです。

DJI公式サイトより)

最初は、複数のプロペラを持つマルチコプターの姿勢制御を行う「フライトコントローラー」のエキスパートとして創業されました。

現在では、一般向けのドローン市場において約7割のシェアを占めている企業となっています。

DJIが展開しているドローンの中でも、一般向けとして人気なのは

「Phantom」「Mavic」「Spark」

の3つです。

上記で載せている画像の3つの商品です。

看板商品であるPhantomシリーズが大ヒットしているのは、ドローンの頭脳の役割をする「フライトコントローラー」と、機体の動きに関係なくカメラを一定の傾きに維持する「ジンバル」の技術が世界最高だからです。
・・・・
機体を安全に制御して飛行させるための「フライトコントローラー」と、カメラを安定させ滑らかな空撮を可能にする「ジンバル」の技術が世界最高ということは、現状で世界最高のドローンメーカーと言えます。
ドローン業界の雄『DJI』は何故業界を独走できているのか。より

 

とあるように、
その「技術力の高さ」と「ニーズに合致」したことで、
DJIはドローン業界で圧倒的な地位を手にすることとなりました。

その他、詳しい企業分析はこちらからどうぞ。

Grab/グラブ

Grabは、

配車アプリの運営

をしている会社です。

Grab App
Grab App
開発元:Grab.com
無料
posted withアプリーチ

Grabの強みは、一貫したプラットフォームです。

ユーザーはひとつのアプリを立ち上げるだけで、配車サービスからQR決済までGRABのあらゆるサービスを利用できます。


(Grab公式サイトより)

また、「二輪車をいち早く導入した」という点もUberとGrabの違いでよく挙げられます。

東南アジアの首都周辺は慢性的な渋滞が問題となっています。

そのため、二輪車が主要な通勤手段として使われており、GrabBikeという二輪車のライドシェアリングサービスが他社との差別化になりました。

また、「現金での支払いも可能」がサービス展開当初から可能であったこともUberとGrabとの違いです。(現在では、Uberも現金払いできます)

東南アジアでは、銀行口座を持っている人は27%、クレジットカードを持っている大人はたったの9%とも言われており、地域全体としてはいまだに現金決済が主流です。

地域に合わせた戦略の設計ができていることがGrabが急成長した理由となっています。

その他、詳しい企業分析はこちらからどうぞ。

まとめ:ユニコーン企業はプラットフォームの提供をしている

ということで、
今日は「ユニコーン企業の事業内容・強み」についてまとめてきました。

現在ユニコーン企業である企業の多くは「プラットフォームを提供」している会社が多かったですね。

これからの時代は「プラットフォーム・ビッグデータ」というキーワードが鍵だと思いました。

それでは今日はこれで^^