こんにちは。
元野村證券女性営業マンのフリーファイナンシャルアドバイザーNatsumiです。
この記事では「企業分析記事のまとめ」をしていきます。
日本にも企業価値10億ドル(1,000億円)越えのユニコーン企業が昨今増えていきていますね。
この記事とリンク先の記事を読めば
- 日本のユニコーン企業のビジネスモデル
- 日本のユニコーン企業の事業内容
- 日本のユニコーン企業の強み
- 日本のユニコーン企業の今後の戦略
が理解できます。
日本のユニコーン企業は7社(2020年3月時点)
現在、ユニコーン企業となっている日本の企業は7社です。

プリファードネットワークス
プリファードネットワークスは
深層学習技術とロボティクス技術のビジネス活用
をしている会社です。
プリファードネットワークスは
機械学習や深層学習などを応用し、主に自動運転やロボット、バイオヘルスケアの分野で事業
を行っており、
トヨタ自動車、ファナック、国立がん研究センターなどと協業しています。
ディープラーニングは、AIの学習手法の一つです。
「コンピューターサイエンスの分野において、PFNほど、優秀な人の密度の高い企業は日本で他にない」
トヨタも虜にする「天才が憧れる天才」AI企業、PFNゴールデンチームの全貌
と言われるほどの優秀な人材を集めているのも、この会社の強みとなっています。
西川氏のインタビューはこれからの日本の企業や産業についての意見が書いてあり、とても面白かったので読んでみることをお勧めします。
▶︎ この国は技術でよみがえる、 武器はハードとAI
▶︎ 5年以内にAIは社会に浸透する Preferred Networks社長 西川氏×村田機械社長 村田氏が語った、AIで変わる未来
その他、詳しい企業分析はこちらからどうぞ。

クリーンプラネット
クリーンエネルギーの研究を行う
会社です。
新水素エネルギー
の研究開発をしており、従来の水素エネルギーに比べてエネルギー出力の効率がよく、CO2も全く排出しないまさにクリーンなエネルギーとなっていることで注目されています。
新水素エネルギーは、水素単位当たりのエネルギー出力が膨大でなおかつコストも抑えられたエネルギーを生み出すと言われており、将来的に実用化された場合、太陽光や風力発電の余剰電力を使って水電解で製造した水素(軽水素)を燃料に、CO2を排出しない電力を効率的に生産できる可能性があるとのこと。
その他、詳しい企業分析はこちらをどうぞ。

スマートニュース
スマートニュースは、
スマートフォンアプリケーションの開発・運営/インターネットサービスの開発・運営
をしている会社です。

2018年3月、SmartNewsに新設された「クーポンチャンネル」によりユーザー数が拡大したことはもちろん、以前より利用率の高かった男性の中年層に加えて、女性を中心に若年層や中年層の年代の利用者が拡大し続けています。
ソーシャルメディアは、配信されるニュースはユーザーの興味関心に沿ってアルゴリズムで決めることが多いですが、スマートニュースは米国では真逆の発想を取り入れ、「ポリティカルバランシングアルゴリズム」と呼ぶアルゴリズムを導入し、利用者をのばしています。
この好調の米国を中心とした海外市場を見据え、スマートニュースはサービスや事業のグローバル開発体制強化に投資しています。
その他、詳しい企業分析はこちらからどうぞ。

HBM
HBMは
紙やプラスチックの代替素材となる新素材「LIMEX(ライメックス)」を作っている
会社です。
石灰石を主原料とし、原料に水や木材パルプを使用せず紙の代替や石油由来原料の使用量を抑えてプラスチックの代替となる新素材「LIMEX(ライメックス)」は、全国の「吉野家」のメニュー表や東京マラソンのマップ、NTTコミュニケーションズ・住友生命・スノーピークなど2,500社以上の名刺などに採用され、私たちに身近で活躍しています。
LIMEXシートは従来の紙、合成紙いずれとも異なり、木材や水をほとんど必要とせず、かつ石灰石を50%以上含むため必要な石油由来成分も限定的なため、環境に負荷をかけない資源として注目されています。
環境保護の流れは今後ますます強くなっていくと思われます。
その流れの強さとともにLIMEXの需要も今後増えていくでしょう。
その他、詳しい分析はこちらからどうぞ。

リキッドグループ
リキッドグループは
仮想通貨取引所の運営
をする会社です。
仮想通貨取引所「Liquid by Quoine(リキッドバイコイン)」を運営するQUOINE(コイン)株式会社をグループに持っています。
いち早く仮想通貨の取引プラットフォームをつくり、シンガポール・日本・ベトナム・フィリピンで事業を拡大させたのがリキッドグループです。

QUOINEXは、シンガポール発祥の仮想通貨取引所であり、アジアでは最大の仮想通貨取引所です。
Liquidにサービスを移行した現在では、取引高で日本国内では最大の取引高を誇るまでに成長しています。
2019年3月、シリーズCラウンドでの資金調達を実施しました。
リキッドの資金調達先は、中国の投資ファンドIDGキャピタルと仮想通貨マイニング機器を手がける中国のビットメイン・テクノロジーズで、資金調達額は、10億円弱です。
この資金は、
- 今後の海外展開を加速
- セキュリティトークン
- 新規事業
に使われる予定です。
Quoineの代表取締役Head of CEO Officeである紺野勝弥氏は以下のように発言しています。
「有象無象の多い仮想通貨業界で、コインベースなどのグローバル取引所と肩を並べられるスタートラインに立つことができたのは大きい。アメリカはコインベース、アジアは当社が、しっかりと規制を遵守した形で業界をリードしていく立場として選ばれた、ということと理解している」
仮想通貨業界から日本で2社目のユニコーンが誕生! リキッド、企業価値が10億ドル超に【関係者コメントあり】より
その他、詳しい企業分析はこちらからどうぞ。

TRIPLE-1
TRIPLE-1は
国内唯一のブロックチェーン技術開発をしている
会社です。
マイニングのみならず未来のブロックチェーン技術に新しい風を吹かせるマイニング専用チップ「KAMIKAZE」を作っています。

従来マイニングは膨大な電力を消費することが課題ですが、7nmプロセスであるKAMIKAZEはその
- 小ささ
- 処理能力の高さ
- 消費電力の少なさ
という従来のマイニングでデメリットとされている要素を解消したことで注目されています。
また、TRIPLE-1は、最先端の5nmプロセスを用いたディープラーニング専用AIプロセッサー「GOKU」を開発中です。(
どちらも市場で主流になっているプロセスよりも小さい作りとなっているものの電力効率は高くなっており、この新しい技術がこれから市場を席巻していくのではないかと期待されています。
その他、詳しい企業分析はこちらからどうぞ。

まとめ:日本企業にも期待
ということで、今日は「日本のユニコーン企業についての企業分析」を行ってきました。
企業分析をしていると最近はアメリカか中国の企業が多くて日本の企業は「どうしちゃった〜」という感じだったのですが、日本にも期待できる会社はありましたね。
上場したらぜひ買い付けしたいなと思いました。
それでは今日はこれで^^