企業分析

TBMの企業分析【日本のユニコーン企業の強み・ビジネスモデルを徹底解説】

こんにちは。
元野村證券女性営業マンのフリーファイナンシャルアドバイザーNatsumiです。

この記事では「企業分析」をしていきます。

ツナモンスター

ユニコーン企業って将来有望されている技術とか持っている会社なんでしょ?

日本にも数社あるみたいだけど、今日紹介してくれる会社はプラスチックの代替となる「素材」を作っている会社なんだって?

どんな技術でどんな強みがあるのか詳しく教えて!

石灰石を主原料とし、原料に水や木材パルプを使用せず紙の代替や石油由来原料の使用量を抑えてプラスチックの代替となる新素材「LIMEX(ライメックス)」を開発しているTBM。

今日は、

TBM

を企業分析し、

  • TBMがどんなことをやっているのか
  • TBMの強みはなんなのか
  • TBMの今後の戦略

を明らかにしたいと思います。

TBMってどんな会社?

TBMは、

紙やプラスチックの代替素材となる新素材「LIMEX(ライメックス)」を作っている

会社です。

2011年に、山﨑敦義氏によって設立されました。

石灰石を主原料とし、原料に水や木材パルプを使用せず紙の代替や石油由来原料の使用量を抑えてプラスチックの代替となる新素材「LIMEX(ライメックス)」は、昨今世界的に環境保護に重きが置かれるようになってため注目されています。

このような技術力や成長力もあり、STARTUP BPが毎月発表する「国内スタートアップ想定時価総額ランキング 最新版(2020年3月2日時点)では、国内4番目に時価総額の大きい1,218億円をつけています。

ユニコーンランキング表20200302
STARTUP BP記事より)

TBMの事業内容・強み

TBMが開発するLIMEXは、全国の「吉野家」のメニュー表や東京マラソンのマップ、NTTコミュニケーションズ・住友生命・スノーピークなど2,500社以上の名刺などに採用され、私たちに身近で活躍しています。

(LIMEXが使われている製品:LIMEXホームページより)

TBMのLIMEXが注目される最大の理由は、LIMEXシートが環境への負荷を抑えられる点です。

これまで紙として利用されている素材には、木材パルプから作られる紙と石油由来成分によって作られる合成紙の大きく二つが存在しました。

木材パルプは木材を原料として使用する点と製造過程で大量の水を必要とする点で、これまでも環境保護や資源保護の観点から様々な議論がなされてきました。
一方の合成紙については、耐水性や耐久性で紙を大きく上回るという利点があるものの、石油成分が大半を占めるため、CO2排出量増加に対する影響が懸念されています。

LIMEXシートは従来の紙、合成紙いずれとも異なり、木材や水をほとんど必要とせず、かつ石灰石を50%以上含むため必要な石油由来成分も限定的です。

LIMEXホームページより

また、高い耐久性と耐水性があることも大きなメリットとなっています。

通常紙を水辺やレストラン、冷蔵領域などで使用する場合は耐水性を持たせるためにラミネート加工を施します。
LIMEXシートは単体で耐水性を持つ素材なので、そのまま水に濡れる場所に使用できます。
さらに耐久性にも優れ、紙ポスターと比較して破れづらく、相対的に長くご利用いただくことができます。

LIMEXホームページより

世界ではESG投資が主流になり、環境に配慮しない企業には投資しないという機関投資家も出始めています。

例えば、2018年6月、ヨーロッパでも有数な機関投資家リーガル・アンド・ジェネラル・グループが、環境保護策の甘さを巡る懸念を理由に、日本郵政や、SUBARUなどの全保有株を売却したことが報道されています。

欧州委員会は2030年までに使い捨てのプラスチック包装を域内で無くし、すべてを再利用または素材としてリサイクルすることを目指す目標を打ち出しています。

今や私たちはどこかに買い物に行けばプラの袋や紙の袋が手に入る環境にありますが、これは今後当たり前ではなくなるでしょう。

エコバックを持ったり、代替の袋の導入がこれから進んでいくはずです。

TBMではLIMEXを使った袋も製造しており、「環境・エコ」分野で日本で最も注目されている企業と言えるでしょう。

(LIMEXが使われている製品:LIMEXホームページより)

またこのLIMEXは「アップサイクル」できることも強みとなっています。

「LIMEXはリサイクルして、継続的につかえるものを生み出せる”素材”です。例えば、飲食店ではメニュー表をLIMEXでつくっていただくとしましょう。
メニューは定期的に変更されますから、そのたびに変更が必要です。
一時的にしか使われなかったメニュー表は、トレイや什器としてアップサイクルできる。
これはLIMEXの強みです」

アップサイクルとは、従来から行なわれてきたリサイクル(再循環)とは異なり、単なる素材の原料化、再利用ではなく、元の製品よりも価値の高いモノを生み出すことだ。

紙の場合、汚れや衝撃に弱く、使い捨てか再生紙としてリサイクルが限界だ。
一方、LIMEXは紙と比べると長期間の使用に耐えうる。

LIMEXは、紙の代替品として使われた後、アップサイクルし、プラスチックの代替品へと作り替えられる。

創業からわずか10年弱。新素材LIMEXが、国内外で圧倒的な成果を上げ続ける理由:RECRUITより)

環境保護の流れは今後ますます強くなっていくと思われます。

その流れの強さとともにLIMEXの需要も今後増えていくでしょう。

TBMの今後の戦略

TBMは2018年に、伊藤忠商事、凸版印刷、大日本印刷などとも資本業務提供を発表しました。

世界各地でLIMEXの工場設立に向けた協議を進んでおり、海外で使い捨てプラスチックを規制する動きのため、世界中から LIMEXに関して500 件以上の引き合いを受けるなど、今後もプラスチックの代替素材として注目を集めていくと思われます。

まとめ

と言うことで、今日は「TBMの企業分析」を行ってきました。

私自身も環境保護活動には興味があり、毎日水筒を持ち歩いたりエコバッグで買い物にいくようにしているため、このような企業がどんどん成長してくれることはとっても喜ばしいことだなあと感じました!

ぜひ、このLIMEXが日本でもどんどん広まっていくことを期待したいですね。

それでは今日はこれで^^

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