企業分析

Paidy/ペイディーの企業分析【フィンテック企業の強み・ビジネスモデルを徹底分析】

Paidy企業分析のサムネイル

こんにちは。
元野村證券女性営業マンのフリーファイナンシャルアドバイザーNatsumiです。

今日は「企業分析」をしていきたいと思います。

ツナモンスター
ツナモンスター
オンラインショッピングの決済方法といえばクレジットカードのイメージがあるけど、
10-20代に人気の「後払い」のシステムがあるんだって?

「Paidy」っていうサービスらしいんだけど、
どんなサービスで、どんな強みがあるんだろう?
詳しく教えて!

ということで今日は、

日本・Paidy/ペイディー

の企業分析をし、

  • Paidyの事業内容
  • Paidyの強み
  • Paidyの今後の戦略

を明らかにしていきたいと思います。

Paidyってどんな会社?

Paidyは、日本の

フィンテック企業

です。

Paidy公式サイトのスクリーンショット
Paidy公式サイトより)

オンライン決済サービス「Paidy(ペイディー)」のサービス提供しています。

旧:エクスチェンジコーポレーション社が、2014年10月から始めました。

オンラインでの翌月払い決済が可能で、他社のサービスによくある、事前登録やクレジットカード登録などの面倒な作業をなくしたことにより、普及率が高まっている決済手段です。

その技術力や成長力が評価され、現在の企業価値は「307億円」と言われ、

日本経済新聞社の「NEXTユニコーン調査」で企業価値を算出した181社のうち、フィンテック企業の14社の中にランクインしています。

▶︎ フィンテック、金融の空白補う 企業価値200億円超7社 解剖 NEXTユニコーン調査:日本経済新聞

オンライン決済業界について

オンライン決済業界は年々進展を続け、ECサイト運営事業者を支援する各サービスジャンルにも多くのサービスが乱立しています。

EC業界カオスマップ2019
EC業界カオスマップ2019 - EC決済サービス編:ECCLabより

特に、2018-2019年は「キャッシュレス決済元年」とも言われ、スマホ決済の普及とともに、日々の支払いをキャッシュレス決済手段に変更する人が急増しました。

とはいえ、ECサイトの決済においては、クレジットカードでの決済が主流となっており、

SB Payment ServiceのECサイトでの決済手段の調査でも、ECサイトでの決済手段ではほとんどの人が、クレジットカードを利用している現状が浮き彫りになっています。

オンライン決済手段のシェアの図
【決済手段ランキング】ECサイトで利用されている決済手段は?:SB Payment Serviceより)

とはいえ、クレジットカードは、社会の特定の層、すなわち外国人、収入がない若い人やお年寄りなどはなかなか発行してもらえない、というデメリットがあります。

このような状況の中で、クレジットカードを所有していない人に「いかに簡単に決済してもらうかが」EC市場における大きな課題となっています。

こうした方々にもサービスを提供することに目をつけたのが「Paidy」です。

Paidyの事業内容・強み・ビジネスモデル

Paidy は、オンラインショッピング時にメールアドレスと携帯電話番号を使用してリアルタイムで決済できるサービスです。

クレジットカード情報などの事前登録は必要なく、本人確認は SMS(ショートメール)もしくは自動音声で案内する認証コードによって瞬時に行われるため、お客様が「買いたい」と思ったその時に、簡単にお買い物をすることができます。

クレジットカードレスながらカードライクなリアルタイム決済を手軽に行える

のが特徴と言えるでしょう。

クレジットカードを持たない・使いたくない若者層を中心に利用者を獲得してきましたが、最近では、様々なジャンルのECサイトで使え、若者層だけでなく幅広い層の利用が急増しています。

実際、事前登録不要でもクレジットカード感覚のスムーズな支払いを可能としているPaidyのユーザビリティは、利用者からの評価が高いといいます。

クレジットカードの使い勝手と比べてみると、クレジットカードはオンラインショッピングの際にカード番号や有効期限などを入力する必要がある。

16ケタのカード番号を暗記している人はほとんどいないだろうし、有効期限もはっきりとは覚えていない人が大半だろう。

クレジットカードを複数持っているとなればなおさらだ。となれば、オンラインで買い物をするとき、決済のタイミングでクレジットカードを手元に用意し、いちいち確認しながら入力しなければならないことになる。

一方、Paidyは、オンライン決済時にメールアドレスと携帯電話番号を入力する。

するとその電話番号宛てにSMSが送られてくるので、そこに記載された4ケタの認証コードを入力することで本人確認が行われ、決済が完了する。

自分のメールアドレスや電話番号は誰でも覚えているだろうから、きわめてシンプルな手続きで決済できる。

「Paidy」が変えるユーザビリティと購入体験 現在の強みと課題、そして未来の姿を追う:マイナビニュースより

 

この決済事業でPaidyが大きな収益を上げるには、

  1. 数多くの加盟店に導入してもらい、数多くのユーザーに使ってもらうことで、トップラインを伸ばし続けること
  2. 不払いのリスクを減らすこと

が重要となりますが、Paidyはこの2軸を同時に追求する事業といえます。

とくに後者を支えているのが、AIを活用した審査データです。

Paidy自体はまだ始動から数年ですが、膨大なデータベースが蓄積されています。
これがいわば、当社の財産。
データ分析チームが、そのデータベースとそこから得られた知見、過去の購買行動などをもとに、このユーザーにはどこまでお金を使わせていいかを判断するためのアルゴリズムを組んでいます。
決済事業に参入した時期はたしかに最近ですが、当社としては専門のデータ分析チームを擁していること、そして審査データが大きな先行の利になっていると考えています

もちろん、たとえばデジタルコンテンツのオンラインショッピングにおける翌月払い決済は業界でも他に例を見ないもので、リスクもあると橋本氏は言う。
「ただ、そのリスクテイクは先行する勉強代だと考えています。お金を払ってくれない人がいたとしても、彼らの買い物の代金がそのまま私たちの勉強代になる。支払いをしない人のデータが蓄積されていくことで、私たちのデータベースとノウハウはさらに強固なものとなり、結果的にリスクを低減していくことにつながるからです」

トップラインを伸ばしつつ、リスクを減らす。この2軸の同時追求を可能にしているのが、Paidyの肝であるともいえる。

カード不要でリアルタイム決済できる今注目の「Paidy」はどのような背景で、何をめざして誕生したのか?:マイナビニュースより

Paidyの使えるECサイトは年々増えており、最近ではAmazonでも利用できるようになりました。

これからもその利用のしやすさから提携先は増えていくことが予想されます。

▶︎ Paidy提携先のニュース:Paidy

Paidyの今後の戦略

2019年11月にPaidyは、シリーズ C エクステンションラウンド並びに金融機関による融資で総額156億円の資金調達を完了しました。

この資金調達は、資金調達総額において、日本国内におけるフィンテック関連スタートアップで過去最大の金額であり、

今後の事業拡大を加速させるための更なる財務基盤強化に大きく寄与する、と報じられています。

今後、海外への進出も検討中とのことで、事業のさらなる拡大が期待されます。

まとめ

ということで、
今日は「Paidyの企業分析」を行ってきました。

「ECサイトでの買い物といえばクレジットカード」というイメージがありましたが、
クレジットカードを持たない人にとっては、このサービスは安全性もあり、大変便利だと思いました。

海外進出も考えているということで、これからの事業拡大には期待したいところです。

それでは今日はこれで^^