こんにちは。
元野村證券女性営業マンのファイナンシャルアドバイザーNatsumiです。
今日は「野村證券」の話です。
最近、野村のことを話す機会が多かったですが、書いていてそもそも思ったことがあります。
それは、
「野村に合う人とか社員の特徴とか仕事環境とか話してきたけど
そもそも野村證券がどんな仕事しているのか話したことがない。」
ということです。
性格とか特徴が野村に合っていたとしても、仕事内容が自分の好きなことじゃなかったら元の子もないですよね。
ということで今日は
野村證券の仕事って具体的にどんなことしているの?
ということを紹介します。
- 野村證券で働きたい人
- 野村證券の仕事って具体的に何をやっているのか知りたい人
- 野村證券の仕事に興味がある人
はぜひ読んでくださいね。
Contents
一言で言えば、お客様の金融の悩みを解決する仕事
端的に言えば
「お客様の「金融のあらゆる悩み」を「金融の手立て」で解決してあげること」
が仕事です。
例えば、
定期預金の利率が低いのを何とか利回りをよくしたい
→株式や債券という解決案を紹介。
とにかくお金を増やしたい。
→株式や投資信託という解決案を紹介。
相続税がかかることを悩んでいる
→相続税を減らすか、相続税納税資金を前もって用意する手伝いを保険や株を紹介することで解決。
→提携している税理士を紹介する。
活用していない土地や不動産がある。
→グループ会社である野村不動産や提携している積和不動産などを紹介でき、解決案を相談できる
ポイントは「金融」に関する悩みなら何でも解決案を紹介できることです。
ただ、どうしてもできないことは「お金を貸す=融資」という銀行業務です。
野村證券は「銀行」ではありませんので、野村證券の社員として「融資」の話をすることだけはできません。(グループ会社の野村信託銀行を紹介することはできます)
野村證券には大きく分けて4つの部門の仕事があります
野村證券の仕事といっても全国で16,000人ほどの従業員がいるので、全ての人が同じ仕事をやっているわけではありません。
例えば、上記に書いた例は、全てリテールに属する社員がしている仕事です。
しかし、野村證券には大きく分けて4つの部門の仕事があります。

上記で書いた仕事は、一番左の「営業部門」の仕事です。
例えば、ホールセール部門の仕事の例を挙げると
ある企業が資金調達をしたい
→債券発行や株式上場のお手伝いをすることで解決案を提案
後継者がいないので会社を売りたい
→M&Aできる先を探すことで解決案を提案
ある業界に関するデータが欲しい
→リサーチ部門によるデータの収集/分析情報を提供する
などが挙げられます。
個別具体的な商品の提案というよりは、「経営における選択/意思決定のお手伝い」と言った方がいいかもしれません。
野村證券の営業部門のリテール社員の仕事

上記で説明したように、「4つの部門の仕事があります」とは言ったものの、野村グループに入社する社員の半分は「野村證券」の「営業部門」に配属されます。
私の年次だと500人くらいが同期入社したと思いますが、300人くらいは野村證券の「支店」配属の社員だったと思います。
世の中で言われる「野村證券の仕事」も、ほとんどは「野村證券の営業部門のリテール社員の仕事」のことを言っていると思いますので、もう少しこの「野村證券の営業部門のリテール社員の仕事」について話していきたいと思います。
仕事は融資以外の金融にできること全ての提案
上記にも書いた通り、融資以外は本当に何でも提案します。
- 資産運用
- 相続対策
- 節税
- M&A
と本当に何でもできます。
主な提案商品でいうと
- 株式
- 投資信託
- 債券
- 保険
ですが、
- 不動産
- オペレーティングリース(飛行機など)
なども紹介できます。
お客様は「法人から個人の退職者の方」まで幅広い
対面証券会社は、お客様に時間をいただいて面前で資産運用のご相談を受けるのでお客様は「9−17時」の時間に会える人が多くなります。
なので「法人から個人の退職者の方」がお客様の層として多かったです。
だいたい1人の担当者が担当するお客様の数は300-400人でした。
かなり担当するお客様の数が多いと思いますね。
既存のお客様のフォローや新規のお客様の獲得も仕事
新人1年目はセミナー対応や新規顧客獲得の営業が多くなりがちですが、年次を重ねれば既存のお客様のフォロー営業の方が多くなります。
http://723to.com/work-as-nomura-freshers/新規顧客獲得の営業はやり方は人それぞれですが。
最近はDMを送って電話したり、昔だとお客様のご自宅にどんどんインターフォンを押して訪問させていただく営業などをやります。
もちろん、お客様に紹介をいただくこともあります。
フォロー営業とは、「既に持っている商品の現在の状況(利益が出てるのか/損なのか/今後の見通し)を伝え、そのまま保有なのか、変えた方がいいのかなどを話します。
営業方法は「電話/来店/訪問」
営業は「電話/来店/訪問」のいずれかで対応します。
電話で用事が済んでしまうのであれば、一番お客様にとっても私たち営業マンにとっても時間がかからなくて、手っ取り早い営業方法です。
しかし、営業マンにとっては面前で説明する方が、資料を使って説明できるので、お客様にとってもわかりやすくて良いです。
なので、私の場合は、営業方法としては「来店か訪問」での営業が多かったです。
他の営業マンも同じかと思います。
まとめ:金融に関すること全て話せるのが証券会社の仕事
ということで、今日は「野村證券の仕事内容」について話してきました。
なかなか入社しないと具体的に仕事内容を知ることってないと思うので、「野村證券ってどんなことやってるの?」という疑問の解決の一助になればいいなあと思います。
それでは今日はこれで^^