企業分析

【DJI/大疆创新科技/オスモポケット】注目すべき中国企業の企業分析をしました②

こんにちは。
元野村證券女性営業マンのフリーファイナンシャルアドバイザーNatsumiです。

今日は、「資産運用」の話をしていきたいと思います。

昨日から注目すべき中国の企業の企業分析シリーズをはじめました。

ということで、今日も

MITテクノロジーレビュー2017より注目すべき企業を5社選び、中国の企業の企業分析

をしていきたいと思います。

・まだ知られていない中国の企業について知りたい人
・中国企業の持つ技術を知りたい人

はぜひ読んでくださいね。

注目すべき中国企業5社

注目すべき中国企業5社はこちらです。

企業名 事業内容
1 旷视科技/Megvii Technology(Face++) 顔認証の開発
2 大疆创新科技(DJI) ドローンおよびその関連機器の製造
3 アリババ集団 情報技術の開発・サービス展開
4 アント・ファイナンシャル 金融サービスを提供金融サービスを提供
5 百度(Baidu) 検索エンジンを提供

ということで今日は「DJI」について説明していきます。

DJI/大疆创新科技

DJIってどんな会社?

DJI(Da-Jiang Innovations Science and Technology Co., Ltd.)は「ドローンやその他関連機器の製造」をしている会社です。


DJI公式サイトより)

DJIと聞いてもピンとくる人は少ないかもしれませんが


OSMO POCKET:DJI公式サイトより)

「OSMO POCKET」と言えばわかる人も多いかもしれません。

ゴープロの次に流行っている小型のデジタルカメラです。

こじはるちゃんも使用していることで有名ですね。

これを作っている会社が「DJI」です。

2006年に創業したDJIは、世界シェア1位を誇るドローン業界のパイオニアです。

DJI公式サイトより)

最初は、複数のプロペラを持つマルチコプターの姿勢制御を行う「フライトコントローラー」のエキスパートとして創業されました。

現在では、一般向けのドローン市場において約7割のシェアを占めている企業となりました。

ドローンはそもそも「空撮」で使用されることが主でしたが、
最近では、土木測量や設備点検・検査などにも利用されてきており、
これからも様々なところで使用されることが期待されています。

ドローン市場について

ドローン市場は世界的に拡大しています。

2015年のドローン世界市場規模は1兆2,410億円、2015年から2020年までの年平均成長率(CAGR)は12.9%を予測しています。

現在のドローンマーケットで高いシェアを誇るドローンメーカーのビッグ3と言えばDJI、Parrot、3D Roboticsです。


ドローンビジネスを基礎から解説、シェアや市場動向はどうなっているのかより)

また、先ほどお伝えした通り、そのシェアの7割はDJIが占めています。

ドローン市場において、DJIは圧倒的な存在ということができるでしょう。

DJIの製品について/強み

DJIが展開しているドローンの中でも、一般向けとして人気なのは

「Phantom」「Mavic」「Spark」

の3つです。

DJIの飛躍の足掛かりとなったのは、大ヒット商品となり、現在でも高いシェアを誇るPhantomシリーズの存在が大きいと言えますが、他社を圧倒する商品開発速度も大きく影響していると考えられます。日本国内でもドローンの代名詞的な位置付けがされているメーカーです。
ドローンの3大人気メーカーは?日本でのシェアとあわせてご紹介!より

看板商品であるPhantomシリーズが大ヒットしているのは、ドローンの頭脳の役割をする「フライトコントローラー」と、機体の動きに関係なくカメラを一定の傾きに維持する「ジンバル」の技術が世界最高だからです。
・・・・
機体を安全に制御して飛行させるための「フライトコントローラー」と、カメラを安定させ滑らかな空撮を可能にする「ジンバル」の技術が世界最高ということは、現状で世界最高のドローンメーカーと言えます。
ドローン業界の雄『DJI』は何故業界を独走できているのか。

これまでドローンが利用されてきたシーンの殆どが空撮の分野でした。用途が空撮となると、飛行させるまでに時間を要し、重い大型のドローンは不便なため不必要です。そのため軽量で、ラジコンやメカに詳しいマニアでなくとも商品到着から1時間後には飛ばすことができ、機体が安定し、高画質の映像が撮れるPhantomは個人から法人まで様々な人々に支持され、瞬く間に世界中に広まっていきました。
ドローン業界の雄『DJI』は何故業界を独走できているのか。

とあるように、
その「技術力の高さ」と「ニーズに合致」したことで
DJIはドローン業界で圧倒的な地位を手にすることとなりました。

それぞれの機器の特徴と金額についてはこの記事がシンプルでわかりやすかったので、
商品に興味がある人はぜひ見てみてください。

▶︎ 有名ドローンメーカーDJIってどんな会社?DJIが展開しているオススメのドローンや日本での購入方法をご紹介!

また、最近ではドローンに限らず小型のカメラやロボットも開発しています。

アクションカメラといえばゴープロという時代もありましたが
今はこちらの「オスモポケット」の方が勢いがある気がしますね。

DJIの今後の戦略

DJIは2016年より産業用のドローンも開発しはじめました。

産業用ドローンに関してですが、本格的に取り組み始めたのは2016年からです。
それぞれ企業向けビジネスには5つの産業分野があります。

1つ目は映画(cinematograohy)、これは既に進行中です。

2つ目は農業、この分野では大きな躍進を期待しています。日本や、プランテーション農園の多いマレーシア、貿易プログラムのある中国などです。

3つ目はエネルギー産業での点検です。例えば、パイプライン、工場プラント等、これまでのように人が逐一、写真撮影、検査するプロセスは非常に時間が掛かります。無人航空(UAV)技術とズームカメラは、その場所へ行き、効率に作業が行なえます。

4つ目は、インフラ建設です。様々な国で、橋、住居などのインフラ建設が行われています。ここでは、ソフトウェアが肝心となります。例えばDrone Deploy社は私たちのソフトウェアパートナーの一つで、建設や地図製作といった事業を行っています。

5つ目は、緊急事態への対応です。例えば消火活動、捜索・救助活動、また医薬品の運搬などです。日本でもそういった分野で多くのテストを行っています。

それぞれの市場で優先事項は異なります。日本では農業、欧州では緊急事態への対応で、EENA、(European Emergency Number Association)という欧州の消防団体と共同で、無人航空(UAV)技術を使った試験的なプログラムを行っています。
DJI本社直撃再び。これまでの10年、これからの10年〜[深圳ドローン紀行]Vol.04 より

DJIは一般向けのドローンでは圧倒的なシェアを獲得していますが、産業向けドローンではすでに先行者がおり、そう簡単にはいかないかもしれませんが、
今後の事業展開には注目しておきたいところです。

DJIの株価について

残念ながら、DJIは上場しておりません。

2019年に上場するという噂はありますが、まだのようですね。

すでに世界が注目するユニコーン企業となっていますので
上場となればぜひ買ってみたい株です。

まとめ:ドローンの他業種での活用が期待

ということで
今日は「DJI」について企業分析してきました。

空撮のために便利と言われたとローンが
今や検査や配送に使われるようになってきているとなると
技術の進歩は本当に凄まじいものだと感じます。

それでは今日はこれで^^