企業分析

Didi Chuxingの企業分析【ユニコーン企業の強み・ビジネスモデルを徹底解説】

こんにちは。
元野村證券女性営業マンのフリーファイナンシャルアドバイザーNatsumiです。

この記事では「企業分析」をしていきます。

ツナモンスター
ツナモンスター
最近日本でも配車アプリが使えるようになったよね。
日本ではまだまだ不便さは感じるけど、
海外だと配車アプリでライドシェアするのが当たり前になっているみたいだね!
中国の企業が日本に進出しているみたいだけど、
どんな会社なんだろう?教えて!

今やタクシーは道路に出て捕まえるものではなく、スマホ一台で呼ぶ時代になりました。

そんな「配車アプリ/ライドシェアサービス」を提供し、中国で急成長しているのが「滴滴出行(ディディチューシン)」です。

ということで今日は、

中国・DiDi Chuxing/ディディ

の企業分析をしていきます。

  • DiDiの強みを知りたい
  • DiDiの今後の戦略が知りたい

人はぜひ読んでくださいね。

DiDiってどんな会社?

滴滴出行/DiDi Chuxingは、中国・北京に本社を置く

ライドシェアサービス

を提供する会社です。

上記で述べた通り、タクシーを呼ぶ配車アプリは、
今や世界中で多くの会社が提供していますが、DiDiは「中国発の企業」です。

DiDi(ディディ)-タクシーがすぐ呼べる配車アプリ
DiDi(ディディ)-タクシーがすぐ呼べる配車アプリ
開発元:DiDi
無料
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アメリカ発のライドシェアサービス「Uber」を知っている人は多いかもしれませんが、
この中国版と思えばとりあえずはOKです。

中国本土14億人の地盤で日々使われるこのアプリはその成長力もあり、ユニコーン企業のランキングで2位にランクインしています。

企業名 企業価値($B) 兆円 業種
1 Toutiao (Bytedance)/トウティアオ(バイトダンス) 75 79.50 中国 AI
2 Didi Chuxing/ディディ 56 59.36 中国 交通手段
3 JUUL Labs/ジュールラボ 50 53 アメリカ 電子タバコ
4 SpaceX/スペースエックス 33.3 35 アメリカ 宇宙輸送
5 Stripe/ストライプ 35.25 37 アメリカ フィンテック
6 Airbnb/エアビーエヌビー 35 37 アメリカ フィンテック
7 Kuaishou/快手 18 19 中国 モバイル
8 Epic Games/エピックゲームズ 15 16 アメリカ ゲーム
9 DJI Innovations 15 16 中国 ハードウエア
10 Grab/グラブ 14.3 15 シンガポール 交通輸送

ライドシェア市場

ライドシェアの市場は年々拡大し続けています。

カーシェアリングの利用者は2015年の1,000万人から2021年には3,500万人まで増加するとの見方があります。


自動車シェアリングの動向:三井住友銀行より)

ライドシェアでは、米Uberが世界的にも有名で、アメリカでは2015年時点で多くの人に利用されています。

米Uberは2019年5月10日にNY市場に上場しました。

また、米Uberと同様に使われているのが米Lyftです。

米Lyftも2019年3月29日にNY市場に上場しています。

ライドシェアにおいてはアメリカが先を進んでいるものの、最近ではアジアでのライドシェアの企業が勢いを見せています。

自動車シェアリングの動向:三井住友銀行より)

それが、中国・DiDiとシンガポール・Grabです。

DiDiは世界で5億人が使うサービスであり、Grabは乗車件数が10億件の節目に2017年に達し、
展開する東南アジア7カ国(シンガポール、インドネシア、フィリピン、マレーシア、タイ、べトナム、ミャンマー)では1秒間に66件の乗車が同時に行われています。

日本は規制が多いため、なかなかライドシェアが進んでいませんが、DIDiが日本進出もしており、海外にはかなりの遅れを取るものの、ライドシェアは確実に市場を拡大させると見られています。

DiDiの事業と強み

2017年の調査では、中国の配車アプリ市場は、DiDiがユーザー数で90%と圧倒的です。

アプリ普及率でも58.6%と、2位の「首汽約車(Shouqi Limousine & Chauffeur)」(2.6%)を引き離して断トツです。

DiDiの強みは、

AIによる配車

です。

「(他のタクシー事業者は)人を介して配車している場合もあるが、DiDiは完全にAIが配車を行なっている」とし、すぐにドライバーと乗客のマッチングが行なえる点をアピールした。
タクシーのDiDi、東京・京都上陸。5月末にPayPay対応、年度内に13都市展開より

また、毎日100テラバイト分の車両の走行軌跡(位置情報)データがクラウド上に新規に追加され、
乗車の需要を予測したり最適ルートを検索したりするAIに磨きをかけています。

需要予測とは、どの場所のどの時間にどれくらいの移動のニーズがあるかを推定するものだ。利用者(乗客)からの配車リクエストとクルマの位置情報などのビッグデータから、機械学習に基づいてはじき出す。

どの乗車リクエストに対してどのクルマを向かわせるかを判断する「スマートスケジューリング」のアルゴリズムにもAIを使う。当社が確保しているクルマ(運転者)という“使える資源”を十分に活用し、必要な場所・時間に最適なクルマを用意する。これは、利用者と運転者の満足度を高めるだけでなく、都市の渋滞の解消も手助けできる。
中国でUber超えの配車アプリ「滴滴出行」とは?ソフトバンクと提携で日本進出、インバウンド影響はより

DiDiの今後の戦略

DiDiは日本での営業も開始しています。

2018年6月にはソフトバンクとの合弁で日本法人「DiDiモビリティジャパン」を設立し、9月から日本国内でタクシー配車プラットフォームの提供を開始しました。

現在では、全国13都市にサービスを拡大しています。

DiDi(ディディ)-タクシーがすぐ呼べる配車アプリ
DiDi(ディディ)-タクシーがすぐ呼べる配車アプリ
開発元:DiDi
無料
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クーポンキャンペーンなども頻繁に行われているため、
日本でタクシーが配車アプリで呼べるジャパンタクシーなどと競合することになるでしょう。

また、DiDiは2019年に入り、フィンテック領域への参入も果たしています。

保険、資産管理、クラウドファンディング、自動車ローンといったフィンテックサービスのラインナップを一挙に発表しており、

「巨大モビリティ企業」を超えて「巨大テック企業」へ変化を遂げようとしています。

5.5億人が使うビックデータを分析することで、今後もサービスが増えていくと予想されます。

まとめ:乗車データが他分野サービスに姿を変える

ということで、
今日は「ディディの企業分析」をしていきました。

ユニコーン企業は「ビッグデータ」を用いてテクノロジーを生み出すのが本当に上手いですね。
また、そのスピードも早い気がします。

日本も規制してばかりいると、どんどん周りの国に技術が追いつかなくなってきそうです。

それでは今日はこれで^^