企業分析

Didi Chuxingの企業分析【中国企業の強み・ビジネスモデルを徹底解説】

こんにちは。
元野村證券女性営業マンのフリーファイナンシャルアドバイザーNatsumiです。

この記事では「企業分析」をしていきます。

ツナモンスター
ツナモンスター
最近日本でも配車アプリが使えるようになったよね。
日本ではまだまだ不便さは感じるけど、
海外だと配車アプリでライドシェアするのが当たり前になっているみたいだね!
中国の企業が日本に進出しているみたいだけど、
どんな会社なんだろう?教えて!

今やタクシーは道路に出て捕まえるものではなく、スマホ一台で呼ぶ時代になりました。

そんな「配車アプリ/ライドシェアサービス」を提供し、中国で急成長しているのが「滴滴出行(ディディチューシン)」です。

ということで今日は、

中国・DiDi Chuxing/ディディ/滴滴出行

の企業分析をしていきます。

  • DiDiの強みを知りたい
  • DiDiの今後の戦略が知りたい

人はぜひ読んでくださいね。

DiDiってどんな会社?

滴滴出行/DiDi Chuxingは、中国・北京に本社を置く

ライドシェアサービス

を提供する会社です。

上記で述べた通り、タクシーを呼ぶ配車アプリは今や世界中で多くの会社が提供していますが、DiDiは「中国発の企業」です。

DiDi(ディディ)-タクシーがすぐ呼べる配車アプリ

DiDi(ディディ)-タクシーがすぐ呼べる配車アプリ
開発元:DiDi
無料
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アメリカ発のライドシェアサービス「Uber」を知っている人は多いかもしれませんが、この中国版と思えばとりあえずはOKです。

ライドシェア市場

ライドシェアの市場は年々拡大し続けています。

新型コロナウイルス感染症後、世界のライドシェア市場規模は、2020年の753億9,000万米ドルから2021年には1,173億4,000万米ドルに達し、2020年から2021年まで年平均成長率55.6%の成長が予測されています。

ライドシェアでは、米Uberが世界的にも有名で、アメリカでは2015年時点で多くの人に利用されています。

米Uberは2019年5月10日にNY市場に上場しました。

また、米Uberと同様に使われているのが米Lyftで、米Lyftも2019年3月29日にNY市場に上場しています。

ライドシェアにおいてはアメリカが先を進んでいるものの、最近ではアジアでのライドシェアの企業が勢いを見せています。

それが、中国・DiDiとシンガポール・Grabです。

DiDiは世界で5億人が使うサービスであり、Grabは乗車件数が10億件の節目に2017年に達し、展開する東南アジア7カ国(シンガポール、インドネシア、フィリピン、マレーシア、タイ、べトナム、ミャンマー)では1秒間に66件の乗車が同時に行われています。

DiDiは日本での営業も開始しています。

2018年6月にはソフトバンクとの合弁で日本法人「DiDiモビリティジャパン」を設立し、9月から日本国内でタクシー配車プラットフォームの提供を開始しました。

現在では、全国13都市にサービスを拡大しています。

日本は規制が多いためなかなかライドシェアが進んでいませんが、DIDiが日本進出もしており、海外にはかなりの遅れを取るもののライドシェアは確実に市場を拡大させると見られています。

DiDiの事業と強み

2017年の調査では、中国の配車アプリ市場は、DiDiがユーザー数で90%と圧倒的です。

アプリ普及率でも58.6%と、2位の「首汽約車(Shouqi Limousine & Chauffeur)」(2.6%)を引き離して断トツです。

DiDiの強みは、

AIによる配車

です。

「(他のタクシー事業者は)人を介して配車している場合もあるが、DiDiは完全にAIが配車を行なっている」とし、すぐにドライバーと乗客のマッチングが行なえる点をアピールした。

タクシーのDiDi、東京・京都上陸。5月末にPayPay対応、年度内に13都市展開より

また、毎日100テラバイト分の車両の走行軌跡(位置情報)データがクラウド上に新規に追加され、乗車の需要を予測したり最適ルートを検索したりするAIに磨きをかけています。

需要予測とは、どの場所のどの時間にどれくらいの移動のニーズがあるかを推定するものだ。
利用者(乗客)からの配車リクエストとクルマの位置情報などのビッグデータから、機械学習に基づいてはじき出す。

どの乗車リクエストに対してどのクルマを向かわせるかを判断する「スマートスケジューリング」のアルゴリズムにもAIを使う。
当社が確保しているクルマ(運転者)という“使える資源”を十分に活用し、必要な場所・時間に最適なクルマを用意する。
これは、利用者と運転者の満足度を高めるだけでなく、都市の渋滞の解消も手助けできる。

中国でUber超えの配車アプリ「滴滴出行」とは?ソフトバンクと提携で日本進出、インバウンド影響はより

DiDiの今後の戦略

DiDIで最も有望な事業は自動運転です。

2020年6月、DiDiは上海市で自動運転タクシーの試験運営を始め、ロイター通信の報道によると、2030年までに100万台を運営する計画です。

DiDiは配車サービスで道路や車両の運営データを大量に蓄積しており、自動運転に応用できます。

また、2020年6月2日までに、自動運転開発部門にあたるグループ子会社が5億ドル(約540億円)超の資金調達を行ったことを発表しており、集まった資金で自動運転技術の高度化に向けた研究を強力に推進し、事故の完全防止に向けて安全性の向上などに努めるそう。

また、DiDiは2019年に入り、フィンテック領域への参入も果たしています。

保険、資産管理、クラウドファンディング、自動車ローンといったフィンテックサービスのラインナップを一挙に発表しており、「巨大モビリティ企業」を超えて「巨大テック企業」へ変化を遂げようとしています。

5.5億人が使うビックデータを分析することで、今後もサービスが増えていくと予想されます。

まとめ:乗車データが他分野サービスに姿を変える

ということで、今日は「DiDiの企業分析」をしていきました。

ユニコーン企業は「ビッグデータ」を用いてテクノロジーを生み出すのが本当に上手いですね。

また、そのスピードも早い気がします。

日本も規制してばかりいると、どんどん周りの国に技術が追いつかなくなってきそうです。

それでは今日はこれで^^