企業分析

【バイドゥ/百度】注目すべき中国企業の企業分析をしました⑤

こんにちは。
元野村證券女性営業マンのフリーファイナンシャルアドバイザーNatsumiです。

今日は、「資産運用」の話をしていきたいと思います。

今週から注目すべき中国の企業の企業分析シリーズをはじめました。

ということで、今日も

MITテクノロジーレビュー2017より注目すべき企業を5社選び、中国の企業の企業分析

をしていきたいと思います。

・まだ知られていない中国の企業について知りたい人
・中国企業の持つ技術を知りたい人

はぜひ読んでくださいね。

注目すべき中国企業5社

注目すべき中国企業5社はこちらです。

企業名 事業内容
1 旷视科技/Megvii Technology(Face++) 顔認証の開発
2 大疆创新科技(DJI) ドローンおよびその関連機器の製造
3 アリババ集団 情報技術の開発・サービス展開
4 アント・ファイナンシャル 金融サービスを提供
5 百度(Baidu) 検索エンジンを提供

ということで今日は「バイドゥ」について説明していきます。

バイドゥ/百度/Baidu

バイドゥってどんな会社?

バイドゥは「検索エンジンサービス」を提供している会社です。


バイドゥ公式サイトより)

中国で最大の検索エンジンを提供する企業です。

創業者の李彦宏(ロビン・リー)は、北京大学を卒業後にニューヨーク州立大学へ留学し。

Dow Jones & Company, Inc.やInfoseekなどを経て、中国帰国後の2000年1月にバイドゥを創業しています。

中国国内で提供されているサービスは現在までに35に上っています。

中国の検索エンジン市場について

日本では検索といえば「グーグル」ですが、中国では様子が違います。

なぜなら、

中国では、政府の「グレートファイアウォール」によって様々なサービスが規制されているからです。

「グレートファイアウォール」とは、中国全土に敷かれているインターネット検閲・ブロックシステム「金盾(きんじゅん)」のことを指します。

「金盾」は中国政府の将来的な情報電子化に向けて、1993年に計画された国家政策「金字工程」の一部です。

導入自体は1999年から開始されましたが、基本的な検閲システムとしての稼働開始は2003年からです。

そのため、一般的にはGoogle・Youtube・Facebook・LINEなどのサービスは利用できません。


2019年海外検索エンジンシェア最新情報!中国・香港・台湾・韓国・日本・ASEAN主要国2019年1月ランキングより)

よって、中国で使われている検索エンジンも1位は「バイドゥ」となっています。

バイドゥの強み

中国のインターネットユーザーが増加していることと、政府が外国のインターネットサービスの参入を規制しているため

バイドゥのオンラインマーケティング事業は10%以上の成長を続けています。

現在中国ではインターネットへのアクセスの方法がパソコンからモバイルにシフトしており、

モバイルで検索をするアクティブユーザーは1日あたり1億6000万人がいると言われています。

日本の人口よりも多いですね。笑

今後も中国のインターネット人口の増加とともに、バイドゥの拡大が予想されます。

バイドゥの今後の戦略

バイドゥはストリーミングと人工知能(AI)などの新規分野に注力しており、不動産や金融など景気減速の影響を受けた部門からの広告収入減少の相殺をはかっています。

ストリーミングサービスであるiQiyi事業の2018年四半期の売上高は55%増の70億元。ただ大半がiQiyi向けのコンテンツ費用は約倍増の73億元だった。

▶︎ iqiyi

また、人工知能の分野では自動運転の実現を目指しています。

2017年7月5日にはエヌビディア(NVIDIA)と中国最大の検索サイトであるバイドゥの提携が発表され、
バイドゥが自動車運転事業に力を入れていることがわかります。

バイドゥの強みは中国一の検索サイトとして積み上げた莫大な検索データです。

これをもって製品開発でライバル企業に差をつけるのが狙いです。

2017年の7月の同社の発表では、北京汽車との提携で、2019年にはレベル3の条件付自動運転が、2021年にはレベル4の高度自動運転ができる車を量産するとしています。

ただし後述する通り、阿里巴巴がコネクテッドカーを2018年に量産すると発表するや、百度は2018年に金龍客車から自動運転による循環車を少量量産、2019年には江淮汽車、北京汽車、2020年には奇瑞汽車からレベル3の自動運転車をリリースすると発表しています。

今後もライバル企業の動向次第でスケジュールを前倒しする可能性があるため、
バイドゥの業績拡大が期待できるでしょう。

バイドゥの株価について

バイドゥはニューヨーク・ナスダック市場に上場しています。

絶頂期の時よりは株価が下がってきていますが、

自動運転での業績などが上がってくれば、また株価の上がる要因となるかもしれません。

まとめ:中国企業で注目すべき企業はBAT

ということで
今日は「バイドゥの企業分析」をしてきました。

中国企業は政府の海外企業への規制や新しいものをどんどん規制しないで試す風土があり
成長がとっても早いのが特徴ですね。

今後も中国企業には注目したいところです。

それでは今日はこれで^^

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