企業分析

【23andMe企業分析】MITテクノロジーレビューが選ぶ「賢い会社50」トップ10企業の事業について調べました④

こんにちは。
元野村證券女性営業マンのフリーファイナンシャルアドバイザーNatsumiです。

今週から

MITテクノロジーレビューが選ぶ「賢い会社50」トップ10企業の企業分析

の連載を始めました。

最もスマートな会社のテクノロジーとビジネスモデル、事業内容

を今日も解説していきたいと思います。

今日は

ランキング4位・23andMeの企業分析

をしていきたいと思います。

革新的なテクノロジーやビジネスモデルを持つ企業トップ10

トップ10の企業名と事業内容は以下の通りです。

 

企業名 事業内容
1 NVIDIA (米) 半導体の製造開発
2 Space X (米) ロケット開発
3 Amazon (米) EC・クラウドサービスの提供
4 23andMe (米) 遺伝子検査の実施・レポート販売
5 Alphabet (米) 検索エンジン・クラウドコンピューティング
6 iFlytek (中) 音声認識システムの開発
7 Kite Pharma (米) バイオ医薬品の研究開発
8 Tencent (中) メッセージアプリ・オンラインゲーム開発
9 Regeneron (米) バイオ医薬品の研究開発
10 Spark Therapeutics (米) バイオ医薬品の研究開発

23andMe

23andMeってどんな会社?

23andMeは「遺伝子検査の実施・レポート販売」をしている会社です。

ここ数年で日本でも「遺伝子検査」をしている会社やキットが増えてきていますよね。

  • 自分のルーツを知る
  • 体質に合わない食品や物質を知る
  • アレルギーを知る

など様々な用途で使われています。

23andMeは

祖先・疾病リスクの解析を行える遺伝子検査キットとレポートを販売。2007年にサービス開始

をしました。

アメリカでは、初めて常染色体の遺伝子検査を提供した会社として知られています。

23andMeは日本では購入できませんが
アメリカで人気の遺伝子検査キットです。

アメリカは「人種のるつぼ」という言葉があるくらい
様々な国から移民している人が多い国です。

アメリカツナモンスター
アメリカツナモンスター
「自分ルーツはアメリカだけの血だ!」

と思っている人が

アメリカツナモンスター
アメリカツナモンスター
「実は70%以上がアフリカからのルーツだった・・・!」

なんてことが判明したりし、面白いと人気のキットだそうです。

日本で有名な遺伝子検査のキットは

  • ジーンライフの【GeneLife Genesis2.0(ジーンライフ ジェネシス)】
  • ユーグレナのマイヘルス
  • DeNAライフサイエンスの【MYCODE】
  • DHCの遺伝子検査

などがありますね。

遺伝子検査市場について

遺伝子検査には、

  • 医療機関での診断目的のもの
  • 一般消費者がインターネットなどを介して購入する「DTC(Direct To Consumer)」と呼ばれるもの

の2種類があります。

23andMeが提供する遺伝子検査キットは「DTC」の分野のキットです。

遺伝子検査の市場は

遺伝子検査市場は今後も拡大が続くとされています。
英調査会社のクレデンス・リサーチ社は、2017年は1億1,710万ドル(約130億円)だった市場規模が2026年には6億1,120万ドル(約680億円)と5倍以上になると予測しています。
遺伝子レベルの健康法。1兆円市場となった検査サービスの今と未来より

と市場の拡大が予測されています。

今後も「遺伝子検査の分野」については市場からの注目が大きいと思います。

23andMeの検査キットについて

23andeMeの遺伝子検査キットには2種類のものがあります。

  1. Ancestry Service :「祖先の解析」
  2. Health + Ancestry Service:「祖先の解析」プラス「健康に関する解析」 


23andMEより)

23andMeは、祖先や疾病リスク解析に特化したキットと先ほどお伝えした通りなので
商品ラインナップもその2つに特化したキットとなっています。

約1〜2万円で

  • 自分のルーツ
  • アルコール耐性・太りやすさなどの健康について
  • 夜型朝型などの体質

について調べてもらえるならお手軽でいいですよね。
($99コースは自分のルーツのみです)

その他商品内容については
こちらのブログがわかりやすかったので是非読んでみてください。

▶︎ アメリカの遺伝子検査キット「23andMe」について:メリメロ
▶︎ 【DNAキット】23andMe で自分のルーツを探ってみた:在米DINKsの気ままなくらし

23andMeの今後の戦略

遺伝子検査キットとして始まった23andMeですが

遺伝子検査をすることによって

「あなたはアフリカのルーツが40%でした」
「あなたはアジアのルーツが50%でした」

と判断してあげることが事業目的ではありません。

23andMeとしては

「個々人の遺伝子データ」を取得し
そのデータをもとに新たなサービスや医療処置を開発することが目的

です。

顧客から2次利用の許諾を得た遺伝子データをベースとするゲノム創薬事業を早期に立ち上げる方針を打ち出しライフサイエンス、医薬品、そして医療機器業界のエキスパート人材を補強していった。
グーグル創業者の妻が起こす「遺伝子検査」革命:ZUU ONLINEより

とあるように

遺伝子検査を受けた顧客の遺伝子情報をもとに様々なサービスに展開しようとしています。

その一つとして「創薬分野」では以下のような開発や人材補強をしていることを発表しています。

創薬分野では、2014年7月、米国国立衛生研究所(NIH)の助成金を受けて遺伝子解析目的のWebデータベースと検索エンジンの開発に着手することを発表し、同年8月には、ファイザーと共同で炎症性腸疾患(IBD)の原因解明に関する研究の計画を発表、さらに2015年1月、ジェネンテックと共同でパーキンソン病のゲノムデータ解析に関する研究の計画を発表するなど、人材補強の成果が具体化してきた。グーグル創業者の妻が起こす「遺伝子検査」革命:ZUU ONLINEより

グーグルやアマゾン、アリババが顧客の利用データ=「ビックデータ」をもとに
様々なインフラや事業を拡充させてきたように

23andMeも人の最も個人情報と言える「遺伝子情報」を使って
医療分野での事業拡大に力を入れようとしています。

23andMeは上場していません

医療分野において今後の成長が期待される23andMeではありますが
残念ながら株式は上場しておりません。

しかし注目されている会社ではあるので
今後上場すれば手に入れてみたい株ですね。

まとめ:遺伝子検査分野はこれから伸びる分野

ということで今日は
「23andMe」という会社について調べてきました。

私も自分のルーツを知りたいので遺伝子検査をやってみようかな〜と思っています。

ぜひおすすめのキットがあれば教えてくださいね。

それでは今日はこれで^^